幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

詩人になりたかった

柔らかい海。

壊れそうな 世界の裏側には まだ善良そうな顔が 半分だけ残ってて。 僕はなんとか その半分だけでも 「善良な顔の頂」を 手に出来ないかと 画策しているのです。 車輪がはずれそうな 優しさ特急の先頭車両で 声もあげずに嘆いてみる今日。 でもね、でもね、…

苦悩。

花火の季節はもう過ぎている。 君はわかっているのかなぁ。 名残というものをなんにもわかっていないかのような残暑の太陽。 心と痛みを拡げるだけ拡げてみたから。 生きることは苦悩。 いつしか苦しんでは生きて、 苦しんでは生きて。 私は融解する。 花火…

夕陽がまるで熟した柿の実みたいだったから。

リズムを刻みながら落ちていく太陽が いつか君がくちいっぱいに頬張った 熟した柿の実によく似ていて 僕は思わずデジタルカメラを空に向けたんだ メールをよくしたっけな 「お疲れ様です。今日も一日よくがんばりました。」 明日もいい一日で 頑張り屋の君に …

真夏の空が青いから

真夏の空が青いから もしかすると さよならなんて 簡単なことじゃないかと 単純に思った 空に浮かぶ影 かすかな生活をも脅かして 僕らの想像もつかないところで 現実は進行する 1億数千年前に恐竜を照らした太陽は ほんの数十年前の歴史にも 無残に鮮明に …

夜更け過ぎのとまどいの詩。

風のマントは気まぐれだ。 そんなこと、 君は言ってなかったっけなぁ。 眠りにつきたいんだ。 悲しい噂は聞きたくないから。 全回転のホイールに 巻きつかれたぐちゃぐちゃな想い いつの誰のもの? 切り裂くような君の表現が ナイフを詩に 詩をナイフに だか…

新緑。

初めて買ったCDは 好きなあの娘の音色がしてた お気に入りのヘッドホンステレオから 今日も思い出が奏でられてる 精神に 言葉に 神様が宿るなら 誰より暖かい心持ちで 君の頑張りを見守っていようと思う ピアノの音 子供たちが笑う 初めて買ったCDは 好…

それは・・・。

それは 愛情という名の問題で。 急に寂しくなったり 欲しがったりする。 それは・・・。 それは 愛情という名の問題で。 またの名を 孤独と言ったり 嫉妬と言い換えられたりする。 それは・・・。 本気で心を賭けるなら 今日だって 今だって この気持ちを圧し殺す…

想いあって 笑いあって

「優しさ」を単純に足し算して 積み上げた時間を 「愛情」と呼びませんか 想いあって 笑いあって 紡ぎあって ほころびあって 浮遊する花びらみたいな とびきりの季節を あなたと一緒に見つめたいから 想いあって 笑いあって 紡ぎあって ほころびあって 「幸…

可能性。

私は、私の、私を、私へ 私に寄り添う様々な憂鬱を 可能性って言葉で補ってはくれないか? 近未来的なクレーンに吊るされた月 悲しげに流れる大都会の水路 私達はその あいまいな対比で描き出された 古ぼけた 痛みを抱えて 君の街へと流れる ありきたりの夢…

歯医者に行かなくちゃ。

20年後に奥の歯の詰め物がとれてしまう。 あぁ、歯医者に行かなくちゃ。 歯医者に行かなくちゃ。 だんだん度数があわなくなって 映画の字幕がちゃんと読めない。 そっかぁ、 眼鏡屋さんに行って 世界を新しくしてもらおう。 恒久に見える果てしない時の流…

Orange

だいたいの 秋の匂いはかぎ分けて 僕は今日もオレンジ色の空を見上げる。 ミッションクリアできたかな? 今日はいい1日だったか? あなたの胸ポケットには いつしか刻み込まれた未来の紋章。 綺麗な色に染められて。 "絶妙"といえば あなたの心みたいに。 …

支配者。

雨が降りそうで降らない 雨が降りそうで降らない きっと この世の支配者が 途中で飽きて 放りだしたのだろう 雨が降りそうで降らない 雨が降りそうで降らない 用意した傘を 君にみせたくて こんなにうずうずしてるのに あさっての方角で 君はいろんな角度で…

夢。

最先端の青空を 悪戦苦闘しながら眺める毎日です 大事な事はほとんどみんな 過去に置き去りにしたっていうの?? 星座の名前や 傘のひらき方 バス停での佇まい そんなことばかりを話題にしてたあの頃 よくある映画のワンシーンで 右手を離れた日常が きれい…

典型的な春の日

坩堝にはまって 笑い声が 快速列車にこだましている 昨日と今日の境界線を いつか探しに行けたらなぁ 春の吐息は桜に似ている 心をえぐるよな 胸ポケットの中に 優しい記憶を納めておくから どうしても って 君の表現が 新しい季節を運んで 難しいね それで…

いちご大福

真っ黒な空に 白い雲がポツリポツリと 点在している 春の小雨が降った夜には 少しだけ 約束を思いだそう 大事そうに抱えた いちご大福 とっても華麗にみえる 向かいのビルの灯り 過ぎていく年代を "季節" と言い換えて 君の行く末を見守ってたいな 真実なん…

小道。

池から這い上がった亀が ゆっくりゆっくり スローテンポを楽しむように 季節変わりの遊歩道を横切っていく 芝生で子供の投げた庭球ボールが それを追い抜いて 目線を投げた 春のあどけなさが まだ何も知らないお互いの頬を 淡く淡く染めていくなら。 まだ完…

4年。

もしかして 世界が終わるのではないかという 気分の日に ほんとは君に助けてほしかった 君への想いが まるでボディーブローのように さよならの後に こんなにも効いてくるなんて・・・ まるで 思いもしなかったから 出来ることなら ただ幸せに ただ健康に 大…

笑ってくれればいいんだけどなぁ

だから僕は ほんとの言葉など 一切、口には出さず 君の幸せを祈る みたいな とんでもない嘘をつく 笑ってくれればいい 笑ってくれればいいと思うよ だから僕は ほんとの言葉など 一切、口には出さず 君の幸せを祈る みたいな とんでもない嘘をつく 笑ってく…

サブリミナルみたいに切り取る僕ら

その正解とこの正解 ぶつかりあって 笑って 落ちる 曇天模様の今日という一日も あなたが笑うなら きっと意味のある大事な一日 長い長い歴史の一幕を サブリミナルみたいに 切り取る僕ら 笑いあって 本気で過去を 懐かしめれたら その正解とこの正解 ぶつか…

雨が降りそうな冬の夜

雨が降りそうだったので 君は哲学書を急いで直して イルミネーションに輝く冬の夜に 最大限の吐息を吐いた。 私はその白い炎にみとれて ゴジラみたいにぃ~って 子供みたいに。 明日が明日で また今日との連鎖が続けばいいな。 いずれ 私が年を重ねて 君が年…

春風みたいな歌

あなたにちょっとだけ 僕は恋をした 秋の夕暮れに 春風みたいな歌 歌うからさ 海に沈んでいく太陽 その向こう側で 誰かが 朝焼けに 胸 ときめかせてる 春風みたいな歌 こころに染みて溶けていくから

秋の空気が素晴らしすぎて

君の宇宙服が 真っ白な月に反射して こんな宇宙のはしっこから 僕は眺めていよう 春の風は少し忘れた 桜吹雪は既に遠い過去 銀河系の括りなら きっと僕ら 同じ世界で 同じ空気を吸っている はみだしていく君 またどこかで笑って会いましょ 秋の空気が素晴ら…

その声を。

その声を 今日も慮りながら 神と絶対の不可思議な領域を 君と2人でわけあえたらなぁ~。 偏西風に巻き込まれた低気圧。 僕は今日も君の夢をみる。 携帯に1枚だけ残っていた 君の後ろ姿が 何にもまして いとおしい・・・ 秋だから。 流星が注ぐ 秋の夜長に 愛…

白昼。 - 夏が訪れて -

夏が訪れて 僕は訳もなく くだけた午後の公園を 思い出す 蝉がひっきりなしに 鳴いてさー かすかわずかな空間に 小さな亀裂 入るのかと思ったよ 君はカメラを構えてた もしかして そのひびを捉えるつもり? 夏が訪れて 僕は訳もなく くだけた午後の公園を 思…

脆弱性。

脆弱性に打ちひしがれるぐらいなら 私は破壊活動に没頭したいものですね この世はくだらない愛情と 裏切りで満ち溢れている 雨が降った 灰色の夜に 猫の親子がネズミを捕まえた あなたの思い出が 公園で風に舞い上がる そっかぁー あれは 嘘ばっかりだったん…

記憶。浜辺。 - 2006 -

今から電話してもいい? あらゆる夜空の輝きを越えて 今夜、火星の裏側の 柔らかいオアシスを観に行こう 途中で流れ星に会ったなら 僕が君の望みを唱えてあげる よどみない地上の過去と未来 ひっついたり離れたりしながら 橋の上から君をみる 桜みたいに揺れ…

天国

何件か 僕は 灰色の階段を降りて 君と出会う 天国へと降りる階段 愛情の色をした階段 気まぐれな君は 今日も 横断歩道を3分の1だけ渡って ・・・止まる そうだね まるで 対岸の幸せには 全く興味がないみたいにさ 僕はその様を 呆れ顔でたぶん眺める 生まれ変…

where has your love put me at?

大型連休の最後の日 昔ながらのラジカセに イヤホンコードを差し込んで 君が好きなあの歌を 小さな小さなボリュームで、 聴いたんだ。 深夜2時 窓の外は雨が降っていて 豆電球にした部屋の明かりも 胸に染みたのは あの日の君が ほんとに愛しかったから な…

優しい雨 - この広い宇宙の中で -

窓の外、眺めてる。 ぼんやりと、雨。 君は詩集を読んでいる。 「宇宙創造と孤独について」 ― ねぇ、もぅそろそろお昼にしようよ。― 誰かが言った。 この広い宇宙の中で 出会った2人。それは奇跡。 どこまでも続くような 水平線。 透明な空の色。 ― そして ― …

氷解。

氷のように解ける心が 静かに揺れる君の 今にも折れそうな小さな手に いつまでも見とれていた 春は出会いの季節であると同時に 別れの季節なんだってことは 今になって やっとわかった 君を失ってから 「さよなら」と書き綴っていた あの頃の僕に いつもいつも…