幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

#詩

永遠は。

静寂の向こうの青空をエンドロール越しに奏でてみる 夢に出てきそうな軋轢に洗いたてのタオルのような偽善の装い 命は限りあるものです 永遠は概念としてはあり得るが私自身にはあり得ない 高く高く育った人工的な鉄塔に風が優しく吹いて軽やかに撓る 想像は…

春の契り

いつか消え去る僕達は走馬灯で観るフィルムを今日も拾い集める マスクをしないでやって来たサックス奏者に長い長い行列の時を数える呪文を授ける 桜吹雪が舞っていた 春の契りを永遠に交わそう 時を切り裂き走る流線形はまるでいつかのタイムトラベル 暗闇の…

夢と幻

“失って気づくもの“とは何でしょう? ため息 ありがちな名言への辟易感 気掛かりなおせっかい 白い朝焼け 君は何のために生きてるの? 正解のない問いかけにかける時間は人それぞれで 死なないことを第一志望に私は今日も生き続けるでしょう 長いため息 邪な…

待ち合わせ場所は無限遠点

なだらかに逓減する現状は無限遠点で弾け飛ぶ どうせ死にゆく宿命の僕らは特異点ではしゃぎあって歓喜の歌を奏でよう 軽やかな足取りは哀しい夢を忘れ去るため 両手できっかり力を込めて扉を開けるのは着実に記憶に刻むため 行き先違いの電車に乗って急には…

20231223

世界が簡単な要素で出来ているのなら笑ったときの目尻のしわとか嘘っぽくない読書感想文とか 友の言葉に近寄りたくて完全無欠の上り坂を息切れしながら駆け上がってく このまま空気が薄くなって存在自体がなくなって 意識の中に破片は残るのでしょうか 精神…

最高傑作

徒に世界樹の葉を使う殺された君が生き返る 簡単な洞窟の脇で震えあがる僕どうしても勇気が出なくって レベル上げに勤しんだねその裏で泣いているのは誰? 昼と夜を繰り返し十字路の北東に落ちている勇者の証を見つけたんだよ 哀しくってさ誇らしくってさ 徒…

探しもの。

今日の探しものは「幸せ」でした。 欺瞞と嫉妬と贅沢を引き連れて今日も行こう。 たかだか少しの人生だ。笑いながら今日も行こう。

どうしてもたりない

どうしてもたりない青と黄を混ぜ合わせた緑ショートメールの返信顕微鏡の中の黄昏 想い出をランキング形式にまとめてみたけど君しか残らない 全然面白くない どうしてもたりない幸福までの総画数涙をこらえた夜ただの才能一握りの砂睡眠時間視力思いやりの心…

ノスタルジック

バスに乗って さよならの町に行こう海が見える 白っぽい町だ 風に乗って ありきたりの町に行こう隠れた思い出を 捨てに来た昼だ 問題はノスタルジーの中でしか恋愛感情を思い出せないことでしょうか君が嬉しそうに突き出したフライドポテトにつけたケチャッ…

月が綺麗と言いたかったのです

月が遠くて驚いたのです月が綺麗と言いたかったのです 春の調は静かでした少し酔っぱらったかのような甘い口調が初めて過ぎて 星が明るく瞬いてました静かな夜が更けていくのです 月が遠くて驚いたのです月が綺麗と言いたかったのです 春の薫りは過ぎていく…

夕べ

駅舎を締め出されマジックアワーのベンチで楽天的な夢を語り合ったのはいつの日だったか 春の花が咲く完全体な夕べ 光が交錯して新しい門出を祝えればいい 新しい花が咲く完全体な夕べ ほんの僅かでも君の要素に染み入れたらいい

氷を食べよう。冬。

抽象的なアリバイを掲げて僕は会いに行く。 氷を食べよう。氷。氷。氷。冬。

もうすぐ春のこの夜に。

今日もまたさよならを繰り返す 度数の低いアルコールで酩酊しながら微妙な季節の月をみる 犬に吠えられる 邪悪な心を見透かされたんだきっと そんな世紀を過ごしてきた ボクとキミとは他人だから春に散った去年の吹雪はすぐに忘れる 心配事なんてその程度の…

君がいればそれでいい の言い訳

いつか世界がなくなって の議論君がいればそれでいい の言い訳 よくあるメロディーのよくあるリリック頑張って人生を謳歌する 意味あるのかなぁ意味なんてないよなぁ 意味のないことに疲れるなんて必要ないよなぁそれこそ意味ないよなぁ 君がいればそれでい…

とあるホームの片隅で

簡単な言葉をただ連ねていく 例えば 虫の音が聴こえる 初夏の夕べとか 雨が降りそうな新緑の深さとか汽車が来ない 次元のずれたホームのベンチで この温度と匂いと触感と 静かな音色を想い出に混ぜ混んだ完全な刹那を 宇宙の高みと走馬灯のプロローグとして…

前提

僕らの世代では 絶対なことが1つだけあって それは「人は必ず死ぬ」っていうこと僕らはそれを前提に生きてきた毎日は残酷で 毎日は楽観的で 生きる意味ってなんなのか?生きることと死ぬことが 神の視点で等価値ならば 生きる意味を見つけるために 僕らは生…

伝道師

君はいつでも伝道師だから 君の言葉を探してしまう表現はいたってまるで無表情だけど 君の個性を彩るにはまだ 何か足りない感情があふれる君が切り取る風景は 世界の色と温度と音楽に 甘やかされて 君の個性を彩るにはまだ 何か足りない手を繋ごうそれが優し…

君の感受性を讃える夜に

スナック菓子を食べ過ぎた 午前3時に 僕はなんてダメ人間なんだろうあの日一緒に観た映画館で 君はこっそり泣いていただろう 滑らかな時間が流れて 永遠なんてあるはずないのに時にたまに思い出す あの娘が褒めてくれた 君の感受性分かれ道だよ 君に手を振…

届いてないなら投げてやろう。

絡まって無自覚で 届いてないなら投げてやろうへんてこな歪み方 へんてこな軌跡を描いて先回りしていたら 行くべき道を見失った柔らかな夢の上 柔らかな春の調べ次に会えたら何を話そう 君との会話を予定してみる そんなことを言ったって 会えたら会えたで …

何者

何者かになるために 最下層の地底から 罵詈雑言を吐き続ける悪魔だ君が笑うその一瞬を 性懲りもなく見届けてやる夏の調べを 自己陶酔の辞典に閉じ込めて君は言う それが哲学なんだと君は唄う 古今東西の愛に憎しみを滲ませて別れの言葉は簡単で だからいつか…

夜明け

嘘っぽい話を自慢気に話してみた 遠くで鳴ってる電車の音が まるで僕らを非難しているように季節感のない夜 思い出を手繰りよせようと 「ねぇ、でもそれって、君の独りよがりじゃないの?」僕はぼんやりする 地球があまりにも轟音を響かせて 静かに静かにま…

僕は一人で佇んでいる。

僕は一人で佇んでいる。ここは荒野か、はたまた火星か。 だけど、空気の薄さは感じない。私は一人で佇んでいる。世界の果ての楽しげな森で。 急進的な思想を纏って。僕らは一人で佇んでいる。隣にいる君も、対岸の彼らも。 過剰な欲と、気難しい評価を。僕は…

音色

100年後の君に 伝えたいのはどんなこと?2021年のとある秋の夜 しとしとと降る雨の涼しさ 心を洗う優しい音色君が眠る静かな時間に 想い出とあの頃の気持ちを重ね合わせた永遠の永い時間は一瞬に過ぎて 僕はごくごく簡単なことに また改めて気づいてしまう20…

静けさ または さよならの詩

同じ顔しか見せない君の 期待の邪悪はどんな色? 合わせ鏡の半分後ろで ぼんやり哀を奏でてみたんだもう少しで満月 または 時は過ぎちゃったんだろうか何も言わないレコード盤が 10月の 君の生まれた綺麗な星を 傷つけて 廻る傷つけて 廻る 膝が痛い あの日…

この世に限りがあればなぁ

この世に限りがあればなぁ僕はどうしようもない哀しみも 迷いも意味も生活までをも 永遠に向けて解き放ってたまるでポンコツなエッシャーのだまし絵みたいに この世に限りがあればなぁくだらない怒りも恋もイライラも霹靂ついでに静寂な青空と 君と見た限定…

君がいない世界でも

君がいない世界でも 灰色の朝はやってくる 君がいない世界でも おどけた調子の拍子にのせて新しい世界だってよ ボロボロのヴィンテージ さよならの紳士服 メガギガテラの曖昧な優越そうなんだよな 相談だ 遭難しそうな 草案審議会君がいない世界でも 真っ白…

幸せ

有史以来 人類は幸せの定義を探してきたけれどまだ明確な答えがないってことはたかが僕ごときの人生じゃ見つけることは出来ないのかな 「隣に君がいる それだけで幸せ」みたいな簡単な答えもあるにはあるけれどそれを正解にしちゃったら 今がピークみたいに…

死にたい夜もあるけれど

死にたい夜もあるけれどどうしてあと80年 あと60年の喜びを 虚空に放り投げてしまうのか死にたい夜もあるけれどたった数人の敵の前で 人生に絶望してしまうのか僕は君の味方だよ愛されて生まれてきた意味を 愛されて生きてきた意味をあなたを愛する圧倒的多…

かんぱちの夢、パラシュート

夜が落ちてきて 哀愁国道の信号機にぶらさがったこの時間の方が道が空いてるからいいのよね僕らは変な歌を歌いながら 人生の失敗を振り返った叫びたくなるくらい 過ちはたくさんしたよ殺したくなるぐらい 全ての人の記憶から消え去りたいけど君がたまに音程…

2o2o 0701

世界の関心はもういまや経済の回復がどうなるかの1点に絞られているそうだ 君を失った春は既に遠い過去 長い世界の歴史の中で僕らの悩み事なんてたった一瞬の出来事に過ぎないのだから 喪失感はないに等しい 涙はほんの一例に過ぎない 初夏の日差しが気も狂…