私は、私の、私を、私へ
私に寄り添う様々な憂鬱を
可能性って言葉で補ってはくれないか?
近未来的なクレーンに吊るされた月
悲しげに流れる大都会の水路
私達はその
あいまいな対比で描き出された
古ぼけた
痛みを抱えて
君の街へと流れる
ありきたりの夢をみる
「私は私のためだけに生きるの」と
君が試した哲学が
右に大きく曲がった高速道路のトラックにはねられて
私はまるで行く手を阻まれたような気がしてた
いつか理解できたらいいのに、と
いつか理解できたらいいのに、と
私は今日も繰り返す・・・・・
私は、私の、私を、私へ
私に寄り添う様々な憂鬱を
可能性って言葉で補ってはくれないか?
様々な哲学と
様々な情景が
君へと続く 一本の道になる
光が通り過ぎていった
私はただ ぼんやりとそれを眺めた