池から這い上がった亀が
ゆっくりゆっくり
スローテンポを楽しむように
季節変わりの遊歩道を横切っていく
ゆっくりゆっくり
スローテンポを楽しむように
季節変わりの遊歩道を横切っていく
春のあどけなさが
まだ何も知らないお互いの頬を
淡く淡く染めていくなら。
まだ完全じゃない3月だから
僕らは転がりあって
笑いあって
指摘しあって、それを補おう。
僕らは転がりあって
笑いあって
指摘しあって、それを補おう。
まだ永遠じゃない3月だから。
どうしようもなく何年後かに
この一瞬を思い出したりするのかなぁ。
って
訳もなく大笑いなんかしたりして。
この一瞬を思い出したりするのかなぁ。
って
訳もなく大笑いなんかしたりして。
繊細な角度で降り注ぐ太陽の光とか
絶妙な配合で青が混じった芝生の緑とか
春を象徴して 風が薫る。
君がつま弾くメロディーが
春の歩調と精神状態に
なにもかも
ぴったりあいすぎていて
春の歩調と精神状態に
なにもかも
ぴったりあいすぎていて
何十年後も
僕ら、きっと思い出すだろ。
僕ら、きっと思い出すだろ。
この季節変わりの遊歩道を。
君へと続く春の小道を。
横切る亀を眺めながら
ゆっくりゆっくりと
染み込んでいく
ゆっくりゆっくりと
染み込んでいく
春の神様が
陽気に誘われて
陽気に誘われて
思わずあくびした。