全然、どシュールで
前半は面白くて
後半、ドロドロし始めてからが"いまいち"。
と、
観ている間は思ってたんですが、
改めて考えてみると、
ものすごく 奥が深いんじゃないのか?この映画。
と 思ってしまうような
実に深読みができる作品です。
実際、自分は自分、1人の人間だ。と思うんだけど、
自分の中にも 好きな自分もいるし 嫌いな自分もいるし、
強い自分、弱い自分、優れた自分、劣化版の自分。
いろいろな自分があって、やっと1人の自分を形成しているわけですよ。
それを自分は自分だけど、自分ではない自分として客観的に眺めたら・・・
映画の中では、それを命の危険として描いていたけれど、
実際には、精神面での危険として それを置き換えてみたら、、、
確かに 日常に心折れそうな自分もいて
ともすると、現実から逃げてくじけてしまいそうな自分に不安と恐怖も感じたりして。
それがまた、オレオレ詐欺という犯罪から
物語がスタートしているところが怖いとこなのよ。
犯罪の報いが、この仕打ちw(゚○゚)w
監督は三木聡さん。
三木さんの作品って、シュールで楽しいものだけ、って思ってたんだけど
ちょっと いろんな意味で裏切られましたね (いい意味もあり、悪い意味もあり^^)
でも、ふせえりさんとか岩松さんとか
思いっきり、三木さん!!
って テイストも多くて、その辺りは断然、面白かったですv^○^v
(もちろん、加瀬亮君もね^^)
主演は、KAT-TUNの亀梨君!!
ジャニーズのグループトップがこんな映画に・・・とも思ったけれど、
これは かなり いいチャレンジだったんじゃないかな。
エンドロール、さすがにあれはちょっと笑った。
(意味がわからない方は、ぜひぜひ映画みてください^^)
もしかすると、この映画は このため?? みたいなーw
これまた きっと 深読みですね。
「とにかく、一番最初に戻りなさい。」
「問題ない。俺が俺だ。俺は俺なんだ。」