幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

留鳥の根(伏兵コード vol.4)

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観に行ったのは、先週の日曜日。
雨の中。 in→dependent theater 1st。
ひっさしぶりの in→dependent theater 1st。
そういえば、この前 観に来たのも 同じ伏兵コードさんのお芝居だったから
1年ぶりかな?
と思ったら、な、なんと2年強ぶりでしたw(゚○゚)w
 
と、時が経つのは早いもので・・・f^^
 
 
鴉。
 
受付に、鴉の置物が置いてある・・・。
 
前回の「誰も寝てはならぬ!」が
ものすごく おどろおどろしくて
狂ってて、
感情がどうにも揺さぶられて
身震いが止まらなかった作品なので
やっぱり伏兵コードさんって、
雰囲気としては、こういう作品なのかなぁーと思った。
 
不安定なんですね。いい意味で。
それは、演出:赤星君の挨拶文にも書いてあったけど、
不安定と紙一重な心を大切にした作品。
 
 
今回のテーマはねぇ。
実は、正直、難しすぎて よくわからなかったのだけれど
個人的には、「人の思いやりも知らないで、人助けなんて出来ないよね。」
なのかなぁーと思ってる。
 
前回同様、やっぱり 照明は暗めのトーンで
都会ではない、ある田舎町のお話だ。
 
タイトルの"留鳥"の意味がわからなくて
後でwikiで調べたんだが、
留鳥=年間を通して同じ場所に生息し、季節による移動をしない鳥。なんだそうだ。
 
そこまで調べて、あぁ、そうかぁー。
それで閉塞された田舎町に住む人を例えて
このタイトルにしたのかと、合点がついた。
 
町を守ると躍起になる巡査官。
町議会員になろうと熱弁をふるう青年。
行き場所のない女。
貧困にあえぐ夫婦。
 
人はみな、自分がかわいい。
自分がかわいい・・・ それはそうだけど・・・
 
なんとなく、伏兵さんは
悩む舞台をふらふらとみせてくれる。
 
こっちの感情次第では、
ぐさっと突き刺さる舞台と、
逆に もしくは 嫌悪感すら覚えてしまいそうな
そんな危険性まで潜んでいる舞台ではあるけれど・・・
 
個人的には、その作家性、嫌いじゃないです!!
 
次回作。
観る、観ない。で言われたら やっぱり観たい。
 
心は壊れそうなんだもん。
人間って、そういう生き物なんだって、
実は僕も思っているので・・・。
 
 
「決意した!! 町民のために、俺は太陽になる!!」 
(巡査官の言葉より)