役者さんの演技を観るためには、いい映画でしたが、
内容については、なかなか感想を書くのは難しいですね。
というか、こんなん、感動作でも問題作でも何でもない。
ただの悲劇。
それを、なんか”通”ぶって、
受け身の取れない内容をただただこちらに投げかけてくるのは、
”卑怯”以外の何物でもない。
これを観て、我々は何を考えろ?というの?
その答えすらも、観客に丸投げでしょ?
監督の主義・主張も作品に込めず、社会派ぶるのは
あまり共感できない。
もう一度、言っておく。
こんなん感動作でも問題作でも何でもない。
内容についての感想は以上ですが、
ただ、役者さんの演技は凄かった。 → 古田新太さん、松坂桃李くん。
古田新太さんの演技がお上手なのは、すでにわかりきっていたことなんですが、
この手の役柄を演技させると、
松坂桃李くんの演技は、ピカイチすぎるほどピカイチでした。
なんか、松坂桃李くんって、普通のイケメン俳優なのかと思ってて、
この冬に『新聞記者』を観た段階では、全然、気づけてなかったんですが。。。
この作品観て、ちょっと見方が変わっちゃいました。
彼、この年代の俳優さんの中では、ずば抜けて演技お上手かも。
ということで、役者さんの演技を観るためには、ほんとにいい映画。
内容については、個人的には”否”なので、
観られた方の主観に任せるしかないかと思います。
ただの悲劇です。
かしこ。