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映画館で観た映画といえども
なんか、観終わった後、立って拍手したくなるような作品ってあるじゃないですかぁー。
お芝居って、
観劇した後の"観てよかったー"感を
カーテンコールの拍手として表現できるから、うれしい。
作品を創りあげた方々への感謝。
その作品を世に届けてくれた事への感謝。
それがまぁ、映画の場合って
あんまり映画館で
普通に拍手とかしてる人っていないから
その感謝の気持ちを素直に表現する事ができなくって・・・
ちょっと、もどかしい・・・
要は、
そんな気持ちが心に芽生えるほど
この作品が素晴らしかった!!ということです。
孤高のメス
だって、まわりの目さえなかったら・・・
もし、これが舞台だったら・・・
私、きっと、スタンディングオベーションしてたもんヾ(≧▽≦*)ヾ
舞台は、地方のある市民病院。
ここでは下手な問題さえ起こさなければいい、
何年か問題なく時間だけを過ごしていれば
自分の経歴に箔がつく、と考える
大手大学病院からの派遣医師達を中心に
患者を無視した医師達都合の医療が行われていた。
そんなところに、
患者のことを第一に強く考える医師・当麻が赴任してきた。
彼の"患者第一"の信念や行動は
大学の顔色ばかり気にかけ、"慣例"といっては何もしようとしない
大学派遣医師達の反発をまともに受けるが、
その一方で、
彼の情熱や信念に心を撃たれ、
自分の仕事に 自信やプライドを取り戻していく
若い医師や看護士達の姿もそこにはあった。
ある日、それまで地方医療のあり方を真剣に考え
当麻を全面的にバックアップしてきた市長である大川が
末期の肝硬変で病院に搬送され・・・
と同時期に 交通事故で脳死状態となった青年も病院に担ぎ込まれて・・・
大川を救うのに残された道は、生体肝移植のみ。
そして、青年の母は、
生前、ボランティアなどにも力を注ぎ、
人のためになることに重きを置いてきた息子の意思を汲み取り、
大川への脳死肝移植 ― 息子の死を認め、息子の臓器を他人に提供する ― を
当麻に懇願する。
しかし、その時点で脳死肝移植は
日本の法律ではまだ認められていなかった・・・。
それでも、患者の命を救うため
母の想いに応えるため、
法に背くと知りながら、当麻は脳死肝移植を行うことを決断し・・・。
青年の母親役の余貴美子さんの演技が
とにかく 心うたれた。
もちろん、主演の当麻役:堤真一さんや
当麻の情熱に影響を受ける
看護士役:夏川結衣さんの演技も
相当、心に響きましたが。
確かにね。
泣ける作品が、いい作品だなんてのは
僕もそんなには思わないんだけれど、
まわりからは、結構 すすり泣く音が聞こえた。
僕は、これはいい作品だなぁー。と思った。
"大人な映画" っていうか、
この作品が、ザ・エンターテイメントかどうかって聞かれると
それは 決して そうではないのかもしれないけれど、
こんな映画が もしかすると
"映画としての全うな形"の1種なのかもなー。と 真剣に思ったりはするのです!!
※
感覚としては、『おくりびと』 を観た時の感覚に近いかな。
いや、個人的には 『おくりびと』 を観た時以上の感覚なんですけどね☆
※
もっとちなみに言うと、
ま。 とにかく、これ、
いい映画だったなー。と。
ほんとはね。
出来れば リアルにスタンディングオベーション
したかったところなんですが・・・
ま。それは出来なかったので
静かに心の中で拍手を。
観れてよかった!!
ほーんと、いい映画に出会えて
よかったですv^○^v
「彼のメスは純粋で、孤高なんだよ。」
よくよく考えると、
若干、雰囲気 似てますかー!???
機会があれば あなたにも。
ぜひぜひ 観てみてもらいたい1作です。
かしこ。