幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

ニセ札

 
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今度はキム兄木村祐一)の長編映画初監督作品。
 
まぁ、ほんとはキム兄のことは
個人的には、あまり好きな芸人さんではないんですけどね。
なんとなく話がくどい?&
なんとなく話が上からのような気がして・・・
 
だから、あまり好きな芸人さんではなかったのですが・・・
 
 
この映画はよかった。
 
よかったというか
芸人さんだからといって
奇をてらうわけでもなく
真摯に、スマートに
監督業をこなしているように感じられて・・・
 
こういう方面には
すごく才能あるんじゃないのかなぁ~と思って。
 
とりあげている題材もよかったですね。
 
これ、実話ベースなんだぁー。
 
昭和25年。
戦後初の新千円札が発行されて
まだあまり世の中には出回ってないんじゃないかという頃に
ある村で結成されたニセ札偽造団の話。
 
お金がすべてという世の中で、
偽物でも本物でも
お札はただの紙切れでしょ。
なんでその紙切れに私達は振り回されなくちゃいけないの?
 
と、なんだか そんなメッセージも込められたストーリー。
 
まぁ、悪い事は悪い事なんだけど、
それを別に美談にしているわけでも
正当化しているわけでもない。
そんな作品の作り方に
個人的には共感を覚えたんだなぁー。
 
倍賞美津子さん演じる主人公の学校教師。
正義感が強く、その正義感から
犯罪の片棒をかつぐ役割を担った彼女の振る舞いに
なんだか現代社会にも通じる
難しい問題提起があるのかとも思うのです。
 
 
うん。やっぱりキム兄
監督業は才能あるのではヾ(≧▽≦*)ヾ
 
ちょっと、この方向で
ぜひぜひ次作、次々作も
監督として作品を作っていってほしいですね。
 
 
 
「私はニセ札を作るつもりはない。
これからつくろうとしているものは あくまでも本物の紙幣です。」
 
 
佳作だと思います。
よかった。よかった。v^○^v