幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

しゃべれども しゃべれども

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今月の映画の日に観ようと思ってけれど
時間があわなくて観れなかった映画。

やっぱり、ちょっと気になって先週の火曜日に観に行ったんですvv。


『しゃべれども しゃべれども』


うーん。いい映画でしたねぇ。
正直 言って。


STORY はこんなの(こぴぺ)。

東京は下町。
うだつの上がらない二つ目の落語家、今昔亭三つ葉(国分太一)。
古典落語にこだわるが師匠の真似ばかりで思うように腕は上がらず真打ちには程遠い。
そんな悩める彼のもとにひょんなきっかけから「落語を、話し方を習いたい」と
無愛想で口下手な美人・十河五月(香里奈)、
口は達者だが関西弁のためクラスになじめない少年・村林優(森永悠希)、
毒舌だけど解説になると言葉が詰まってうまく話せない元プロ野球選手・湯河原太一(松重豊)の
3人が集まってくる。

ところが、彼らは集まるごとに言い争い、なかなか落語も覚えない。
そんな彼らをまとめなくてはならない三つ葉は、秘かに想いをよせていた女性が
来年結婚することを知り、また1つ つまずいてしまう。

落語は上達しない。教室はうまくいかない。女にフラれた。
どん底三つ葉を救ったのは、尊敬してやまない師匠・小三文(伊東四朗)の十八番「火炎太鼓」だった。

"師匠の噺が好きだ。落語が好きだ。"と改めて実感した三つ葉
一門会でその「火炎太鼓」に挑戦することを決意する。
一方、なんとか「まんじゅうこわい」をマスターした十河と村林も発表会の開催を決める・・・。


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世の中ってぇ、
やっぱりそんなにうまくはいかないものじゃないですかぁ。

人と人との係わり合いの中で生きていかなくてはならないのに
自分の想いをあまりうまく口に出来なくて悩んだり。
正直に正直に相手を想えば想うほど 素直な言葉が言えなかったり。

落語教室に集まってくる生徒達は
そんな正直に生きている生徒達。

それは他人からみるとささいなことかもしれないけれど
個人にとっては大問題な
うまくしゃべれない であったり
クラスになじめない であったり。

人が好きで人と接したいがために
人との関係の中で悩みを持ってしまう人達。

正直だなぁ~って思って。

正直で一生懸命だなぁ~って思って。


「何とかしたい」「何とかしよう」っていう気持ちの人達は
やっぱり 端から見てても 素敵でキレイだ。


この映画は
そんな素敵でキレイな人達を
誇張なく等身大でみせてくれる映画でして。

ほのぼのしてて人情味があって
それぞれがそれぞれに悩みを抱えていて
でも それをただなめあうだけじゃなく
個人個人が自分をみつめて
それでもお互いに心は通い合っていて。

自分の成長。相手の成長。
その全てが自分にとっては何よりも大切で。


なーんかね。
ほんと観終わった後の感触が
例えようもなくすがすがしくて心地よかったんですよねぇ~。
もぅ、ほんと直後に 観てよかったぁ~って思える作品。

だってぇ、人が好きになれますもん。
一生懸命、生きてる人を ものすごく好きになれるいい作品で。

ほんといい作品。いい映画。
おおげさではなく、久々にきたなぁ~って思ったいい作品でしたvv
るん♪



ところで
この映画、モチーフが落語なだけに
これがまた、ふつーに笑える映画でもありまして(その意味でもすごい!!)。

国分太一君の落語も お上手だなぁ~って思ったんですが
師匠役・伊東四朗の落語なんて
ほんと落語家かよ!!って思うぐらい上手で
そんな映画館で笑うことってあんまり少ない僕だけど
かなり くすくすくすくす笑ってしまいました。
(香里奈さんの落語も、口下手な女の子が一生懸命、覚えて落語をするという点でものすごく感動的!!)

そして、それよりも必見なのは
オーディションで選ばれたという森永悠希君のお芝居(落語も含めて)。
最初はこの子役の子、大丈夫かぁ??って思ったりもしたんだけど
もぅねぇ、途中からは 子役ながらにものすごく味があって
可笑しくて切なくて。でもかなり可笑しくて。
あぁあぁあぁ。多分、絶妙!!
ほんとね。例えば
いじめっ子の男の子に野球勝負に負けて、いなくなった時の置き手紙には
正直、この僕でさえも かなりうるっときましたし
彼の話す「まんじゅうこわい」は 正直正直
これまで観た落語の中でも1・2を争うぐらい 掛け値なしで面白い!!です。


ほんとほんと それだけでも一見の価値はありそうですが
話もいい話だから やっぱりこの映画は必見の価値がありそうです。


あぁぁ、実はまだ、生の落語は聴いたことはないけれど
今度、寄席にでも行ってみようかなぁ。

そんなことすら思ってしまう。


いい映画をお求めのあなたに、お勧めしたい良質な映画。

人と落語が好きになれまーすvv。 いい映画だったなぁ~vv。




香里奈さん。
今まで、意識して観たことはなかったけれど
よくよく観ると美人ですよねぇ~。
ほおづき市の浴衣姿にものすごく見惚れてしまいました。まる^○^。