幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『○○妻』(2015 日本テレビ)

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なんか、あんまりでしたね。正直。
最終回のあの結末、いる?

と、のっけから否定的に書き出しましたが、
一応、全話、観終わりました。

今クールの連続ドラマは、『銭の戦争』とか『ウロボロス』とか
結構、粒ぞろいで(それぞれの感想はまた別の機会に書きます^^)
自分としては珍しく、
結構なドラマを同時進行で観てましたが、
この作品は何で観てたのかなぁ・・・。

個人的に、遊川和彦さん脚本のドラマは
あんまり好みに合っていなくて、
やっぱり、この作品も脚本・演出含めて
テーマは全然、腑に落ちていないんですが。
っていうか、脚本、全然、書けてませんやん。ぶっちゃけ。

素人でも書けそうな脚本。
ミステリアスな感じを出したいためなのか、
変な演出。
感情のないセリフ。
感情移入できそうもない登場人物。

これでは、意外にも連続ドラマ初主演作品に
この作品を選んだ
柴咲コウに"失礼"ってもんですよ。

いや、まじで。

夫役の、少年隊の東山くん(ヒガシ)も
2013年のNHKドラマ『七つの会議』では、あんなにも渋い役どころを
見事に演じきっていたのに、
この作品では、脚本・演出に変な演出をされて
役者としてのステータスを格段に下げてしまったし。

黒木瞳も負け組。
こんな演出なら秋吉久美子の二番煎じって感じ。


結局、このドラマで救いだったのは
椎名林檎のエンディング曲と、
蓮佛美沙子ちゃんをいっぱい観れたことぐらいでしょうか。

もちろん、柴咲コウには何の罪もございません。

悪いのは、遊川和彦さんの脚本と
それで視聴率が取れると踏んだ日テレスタッフ陣でしょうか。

もっと心のこもった作品を作ろうよ。
それはドラマの作中で、ヒガシが散々言ってたことなのにね。

残念。

ただ一点。
第5話の柴咲コウの独白シーン。
あのシーンだけは、緊張感があって
素晴らしかったです。

やっぱり、柴咲コウには何の罪もございません。
こんな作品を演じさせるなんて、
柴咲コウに"失礼"ってもんですよ。
まじで。

「わたしには、あなたが必要です。」