幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

図書館的人生vol.3 食べもの連鎖~"食"についての短篇集~(イキウメ)

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実は観に行ったのは もぅ先週になるんですが。。。
先週の木曜日、HEP HALL にて イキウメさんを観に行きましたぁー!!
 
今回のイキウメさんは "食"についての短篇集 って銘うって
その名のとおり 複数のお話をオムニバス形式で。
 
 
まず1話目は、
菜食主義にはまった妻が、夫に菜食を強要していくお話。
 
#1 Entrée / 前菜
 人の為に装うことで、誰が不幸になるっていうんだ?
 
 
次に、
今自分に必要なものしか盗らず、換金目的の万引きも決してしない万引きのプロが、
その美学に基づいて、
崩壊寸前のスーパーを 乱獲(手当たりしだいの万引き)から守ろうとするお話。
 
#2 Poisson / 魚料理
 いずれ誰もがコソ泥だ、後は野となれ山となれ
 
 
さらに、3話目は
食事を飲血のみとすることで、115歳まで生きながらえた男のお話。
 
#3 Viande / 肉料理
 人生という、死に至る病に効果あり
 
 
そして最後は、
ほんと"おまけ"みたいな感じでしたが、
3分間クッキングみたいなお話(というか、コーナー)の
 
#4 Dessert / デザート
 マヨネーズの別名は、全体主義的調味料
 
 
観ていてなんとなく思ったのは、
やっぱり、イキウメさんはセンスがいいなぁーと。
 
特に1話目から2話目のお話なんかは(強調して2話目は)、
観ていてしびれるんだ。 センスの良さにビビッと震える^^。
 
美学をもった万引きのプロ。
懸賞だけで生計を立てる女。
 
ありそうで、なさそうで、
でも 僕らの知らない裏の世界では
もしかしたら ほんとに実在する世界なのかもね。
 
その微妙な線が、とっても素敵☆
 
なんとなくイキウメワールドな、こんな世界観に
世界の表側しか見えていない平凡な僕は、いつも脱帽してしまうのです。
 
ただ、今回は、ちょっとだけ3話目が長過ぎたかなぁ~。
まぁ、もしかすると、その構成も 前菜→魚料理→肉料理→デザート に例えたうちの "肉料理"で
わざとしつこさを演出したのかもしれないけれど・・・。
 
その分、デザートはかなりあっさりめでした♪
 
 
今回で、もぅ4回も観たイキウメさん。
やっぱり、個人的には 波長が合って 病み付きになる劇団さんで・・・、
表と裏の境界線の
この空気が好きなんですね。
 
次回作もぜひ観たい ≧▽≦。
 
やっぱ、イキウメさん
センス いいですよねぇ~☆♪☆  いや、まじで ☆
 
 
「健康になりたいという病気は感染する。」