幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

さらば八月のうた(劇団M.O.P.)

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さらば八月のうた
 
 
三上市朗さんやキムラ緑子さん、小市慢太郎さんらが所属している劇団M.O.P.。
いつも観に行こう、観に行こう としていたのだけれど
スケジュールが合わなかったり、公演日程をうっかりチェックし忘れていたり・・・。
 
そうこうしているうちに、結構な月日が流れ、
ついに解散公演が行われるとのお話を聞いて
今回だけは、絶対に!!
と 思って 観に行ってきました。 松下IMPホール。
 
つまり、僕は初めてなのです。
M.O.P.の公演は。
これまでの歴史をあんまり知らない。
 
作・演出のマキノノゾミさん。
 
今までお名前はよく拝見した事があるけれど、
そのお名前の感じから、個人的に勝手に
ものすごくお年を召した、触りがたい重鎮の方かと思っていたんです。
 
会場に入ると、ステージ上には
ラジオのDJブース。
 
そこに、開演は20分ぐらい前から
おもむろに現れて、語りを始める気さくなおじさん。
 
その人がマキノさんだと知ったのはそのすぐ後。
 
 
ひと言、言わせてもらうと、
この作品、すごくよかったのです☆
 
とある1曲の歌にまつわる物語。
 
それをいろいろな年代の人々の想いに乗せて。
 
こういう手法の物語は、好き。
 
想いの連鎖というか
感情の連鎖というか。
 
しいては、一生懸命に生きることとは、とか
生きることの意味さえも
その物語に内包してしまっているような。
 
正直な事を言うと、
(それは個人的には、とっても珍しいことなんだけれど)
少し、泣きそうになったんです。
哀しいとか切ないとかではなくて
とっても暖かくて、とっても美しい気持ちに触れた時、
なんだか、ものすごく胸が熱くなってしまって・・・。
 
素敵な物語だなぁー。と。
 
とっても素敵な物語☆
 
そして、最後の最後の最終公演に、
こんなお話を持ってこられるなんて、
(そして、このお話は最終公演でこそのお話なんだと思う。そこがまた素敵☆)
多分、この劇団は
ものすごく素敵な劇団だったんだろうなー。と。
 
若干、(相当?)、今までの公演を観てこなかった事に後悔した。
 
 
公演はこれから、王子→東京→札幌と続き、
ほんとの最終公演は京都で行われるみたいです。
 
これ、もしかして大大千秋楽にその場に立ち会ったなら
ほんとにほんとに大泣きしちゃうかもね。
 
それほど素晴らしい物語。
 
それほど素敵な最終公演だから、
観にいける方はぜひ観に行って、
そして少しいい思い出を作ってもらいたい、そんな公演です。
 
 
 
ほんと、いい作品だったなぁ~☆☆☆
ぜひぜひぜひ、です^^。
 
 
「ね?ラジオの神様ってほんとにいるって思わない?」
 
「そうだね。きっといるね。」