幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

メゾン・ド・ヒミコ

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昨日 感想を書いた 『GOOD LUCK!!』 で
柴咲コウを観たので、その関係で。
 
何か他の出演作も 観てみよーと思ってみたのですが、
これって、犬童一心監督の作品だったんですねー。
(って言っても、お名前を知っているぐらい・・・f^^)
 
しかも、お話が ゲイのための老人ホームのお話ってー。
 
いったい、どんなお話なのさー。と
若干、不安げに 観始めてみたんですが・・・
 
よかったの。 これが。
 
"ゲイのための老人ホーム"っていう一見、眉をひそめちゃうような設定かと思いきや、
全然、変なコメディーにはしていなくて・・・。
 
静かに静かにね。
真面目に登場人物の想いを
真摯に描きながら、
淡々とお話は進んで行き・・・、
 
なーんかね。
すごく 好感が持てたんです!!
ゲイの映画で、自分でも不思議なんだけど。
 
もちろん 静かな映画の中に
時折、変化球を織り交ぜて、
飽きさせない造りにしてある。っていう
映画の創作手法にも 好感を覚えたりしたんだけど、
 
ほんとの理由は
実はそれ以上にね。
 
作品を通して漂う、"優しさ"っていうのかなぁー。
 
海の近くの老人ホームで
ひっそりと息を引き取りそうな臨終の父。
たとえ、彼が自分の人生に苦悩を与えた張本人だとしても。
 
海辺の雰囲気がよかったのかなー。
 
なんとなく
登場人物の想いが心に染みてきて。
 
いい作品になってたんです!!
設定は ある種、異様だけど、
心はむしろ純粋で。
 
 
変な設定に、少し食わず嫌いになってる方がもしいるのなら
迷わず、ぜひ 観てもらいたい!!
 
なんとなくだけど 心に残る
いい作品だと 思うんだけどなー。
 
 
「サオリに会いたい。ピキピキピッキー☆」
 
 
 
龍馬伝で、吉田東洋を演じた田中泯さんが
主人公(柴咲コウ)のゲイの父親役。
 
加えて、オダギリジョーくんが
その恋人に近い 静かな青年役を好演。
 
激しくはないけれど、これも一種の愛なのかもね。
 
 
この設定で、いい作品!!ってのがやっぱり不思議。
 
でも、百聞は一見にしかずです。
皆様の感想もぜひ聞かせてくださいまし~。
 
かしこ。^○^