幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊)

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この秋のドラマにて。
火曜10時のフジテレビで放送されている
チーム・バチスタの栄光

映画化もされているこの作品で
なんでもドラマの方は原作とは
犯人も結末も異なるという事で・・・。



んって、おい!!


異なる~言われても
私ぁ、原作の犯人も結末も
知りゃぁせんだがね。


異なる~言われても
その違いが
わかりゃぁせんだがね。



うん。それはなんか悔しいなぁ~≧▽≦



ってな感じで読んでみました。

チーム・バチスタの栄光


第4回の『このミステリーがすごい!』大賞受賞作のベストセラーですよぉー。


本屋さんでバンバン平積みされていた人気作品ですよー。




舞台は、とある大学の医学部付属病院。
心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム"チーム・バチスタ"で起こった
連続術中死の謎を追う医療ミステリー。



作者は現役のお医者さんであるようで
現在の医療現場の問題点などもうまく織り交ぜて
上質のミステリ作品にしています。



まぁ、個人的には
"天才外科医"って響きに弱いよねー!!(笑)


まぁ、なんていうか
"天才外科医"っていう響きと"医療ミステリ"っていうだけで
もぅ相当、ワクワク・ドキドキしてしまいますもん。d(≧∇≦*)(*≧∇≦)b


そして、この作品は
謎を追いかける側のコンビ
血を見るのが嫌という理由で神経内科医になった不定愁訴外来の田口センセ(万年講師の窓際医師)と
厚生労働省から派遣された変わり者の役人・白鳥調査官。


この二人の人物設定も
かなりいい味出していてvv。


まぁ、おもしろかったですv^○^v。


なんかちょっとだけ
「犯人はお前だー!!」っていうまでの推理過程が
完全に後出し感が強いのと(まぁ、推理をするための情報って、基本的に読者に開示されてないよねー)、
謎解明の立役者となった白鳥さんが
通称「ロジカル・モンスター」って言われてる割には
いや、実はただ裏情報をいっぱい知ってるだけなんじゃ???

って思うことぐらいが
残念だったというぐらいで。



田口センセのキャラは好き。


白鳥さんは、文庫の解説にも書いてあったけど
空中ブランコ」の伊良部先生を彷彿とさせるような・・・。

キレ方とか、しゃべり方とか
まぁ、あとちょっと、
小太りのところとか(笑)

結構、これ、ほんと瓜二つだもんなーヾ(≧▽≦*)ヾ


まぁ、それでも一応は論理的に、
かなりキレ者的に事件を解決していく様は
デタラメ精神科医・伊良部とは
えらく異なるところではありますけれどぉー。



これ、作者のデビュー作なんですよね??



デビュー作で
この文章とこの構成
― あぁ、正直言うと、ミステリというか、この構成。
  パッシブ・フェーズとアクティブ・フェーズを対比させたかのようなこの構成の仕方が
  個人的にはツボでした≧▽≦。

こんな作品を書けてしまうなんて・・・・・。


それはお見事!!
というより他はいたしかたありません。 w(゚○゚)w w(゚○゚)w w(゚○゚)w。





さぁ、これで原作の犯人と結末はわかった!!


あとはじっくり、ドラマ版のチーム・バチスタ
後追いながら楽しむ事としましょうかねぇ~。





「アクティヴ・フェーズ極意その9。最後に信じられるのは自分だけ。」


「最終極意・・・・・・すべての事象をありのままに見つめること。」