『坊っちゃん』(夏目漱石)
親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
そんな冒頭で始まる
日本近代小説の超スタンダードですね。
夏目漱石の『坊っちゃん』。
まぁ、前回読んだ本が
松尾スズキのコラム本だったんで
そっから"夏目漱石"!!って振り幅が
意外な感じがするんですけどぉ~。^▽^
大人計画で『坊っちゃん』をしよう!!
みたいなことを書いてあったんですよー。
松尾さんの本にね。
赤シャツは誰々で
山嵐は誰々で。 みたいなぁー。
そんで僕、よくよく考えてみたんですが
今まで読んだことないんですよねー。『坊っちゃん』。
赤シャツ ってあだ名の人が登場する事は知ってた。
舞台が、愛媛県松山市の道後温泉ってことも知ってた。
でも、そこまでで。
"赤シャツ"って粋なあだ名をつけるもんだなー。
漱石は。
と。
さっすが明治の文豪だと、
その辺のネーミングセンスは
前々から気にはなってたんだけど。
(普通の人は中学生ぐらいで読書感想文で読むのかな??
あはは。ほっんと僕、全く『坊っちゃん』を通ってなかったですから・・・。)
ってことで遅ればせながら読んでみましたぁ~!!
文学作品。
夏目漱石ですよ。
夏目漱石。
国語にも歴史の教科書にも載るような
ましてお札の肖像画にもなるような
日本小説史の礎を築いた大作家さん。
ある程度はお堅い内容を覚悟してたんですけれどー。
そんなの全然・・・。
おもしろ~い!!( ̄▽ ̄)ヾ
いや、これが全然おもしろいのよ。
これがまた!!
なんか最近の現代小説よりも
(「よりも」と言うか、現代小説とはまた少し違った?)
単純明快な面白さ!!
あぁ、こんな内容なんだー。
『坊っちゃん』は。
漱石先生でも
歴史に残る小説-人々に読み継がれる小説-と言うのは
こんなものなんだー。
いつの時代も。
現代社会と同じような人がいて
同じような心の動きがあり
そして同じような生活を送っている。
いやぁ、単純におもしろかったですね。
「目から鱗」ってこういうことかー!!笑
それに、"赤シャツ"で気になった
ネーミングセンスは
その他に、
"山嵐"、"野だいこ"、"マドンナ"、"うらなり君"って。
やっぱりすこぶるいいセンス!!v^○^v
ほんとにね。
やっぱ読んだことない人は
これは読まなきゃ損だ。損。
日本近代小説の超スタンダードは
やっぱ"日本近代小説の超スタンダード"と成りうるべき面白さ。
さっすが漱石!!
文学作品、侮るなかれ。
ほんと読んだことない人には超おススメだよー。
※
ちなみに僕は集英社文庫で読みました。
税込金額270円。安っ!!≧▽≦