幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)

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どこぞやの本屋にて
これはすごい!!ってPOPがたっていたんだなぁ~。

スト2行で
物語が一変してしまうよ。って。

でも、表紙を見たら
ピンク色基調の特にミステリックでもない装丁。

でも、帯を見たら
「評判通りの仰天作。必ず二回読みたくなる小説などそうそうあるものじゃない。」 と。


背表紙の説明文、読んでみました。


僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。
やがて僕らは恋に落ちて・・・。
甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説 ― と思いきや、
最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。

「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。


ふーん。
スト2行で、そんな物語を一変させる文章って
いったいどんな一文なんだ?
と思ったのがきっかけ。


他の書店でもみたんだよなー。

これはすごい!!っていうPOP。



読まざるを得ないでしょ。

ここまですごいと言われたら。笑。



ってことで
かなりワクワクしながら
読んでみました^^。


作家の乾くるみさんが理学部数学科卒というのにも
ちょっと親近感を持ちつつ・・・。


説明文通り、僕とマユの恋愛小説。

大学生の恋なんて、こんなもんだなー。と思いつつ。

社会人になって、すれ違いが生まれつつ・・・。


あぁ、なんか普通の ― 普通って言うか、こんな凡庸な恋愛話
スト2行でひっくり返せんのか??

そんな疑問も抱きつつ・・・。

でも、最後の最後でひっくり返すって言ってんだから
なんかすごい仕掛けがあるんだろう。

先に読んだら、おもしろさが半減するから
意地でもラストは最後までのお楽しみ♪

なーんてことも思いつつ。


でも、
全然、仕掛けっぽい話も含まれてないしなー。

伏線なんて張れてんの?

ってか、
いまいち、この話を
2回読もうとは思わないんだよなー。


なーんてことも思いつつ。


ごめんなさい・・・

正直、この話を読んでる途中の感想は
こんなもんだったんですよ。


甘い私。

なーんもわかってない(爆)。



そして凡庸な恋愛小説は
ラストに向かって邁進中・・・。


途中、ちょっとつまりながら
私もついに最終ページへ。

あと10行。

あと9行。

あと8行、7、6、5、4、3、

2、


わぁ~。     w(゚○゚)w w(゚○゚)w w(゚○゚)w


(読了)     や、やられたよ。



そ、そっかぁ~。

そういうことかぁ~。



凡庸な恋愛小説が
スト2行を読んだとたん
急に ぼわっと
(はい。完全に擬態語で表すならば、それは「ぼわっと」です^^)
おもしろさがこみ上げてきて

普通に読んでたいろんなシーンが、
実は 絶妙な 絡みの中で成り立っていたんだと。


急に おもしろくなったんですv^○^v


甘かったのはこちらの方だー!!

確かにこりゃぁ、2回読んじゃうかも♪



だからあえて詳しい内容はここには書きません。


興味ある人は読んでみて☆

(っていうか、読んだ人はこれ、途中で気付いてたのかなぁ~。)



ぼわっとおもしろくなるこの感覚・・・。 ちょっとやっぱすごかったですね ☆*(^∇゜*)




「イニシエーション・・・・・・通過儀礼ってこと?」

「そう。子供から大人になるための儀式。」