『ファースト・プライオリティー』(山本文緒)
去年の年末は
(と言っても年末が忙しいのは去年だけではないんですけど・・・f^^)
やっぱ、なんやかや忙しくて
ちょっと長編小説を
がっつり読むのは難しいかなぁ。
などと思い、
まずは軽めの短編集から。
と、読み始めたのが この作品。
山本文緒さんの『ファースト・プライオリティー』。
男の人で、もしかすると山本文緒さんの作品を読む人はめずらしいのかもしれないけれど
過去に何作か(『ブルーもしくはブルー』とか ほかちょっとvv)
山本さんの作品は読んだ事があって
なんとなく他の女性作家の方よりは感性があうのかなぁと
自分勝手に思ってたりしてたんです。
そして、これ。
"第一優先"というこの作品。
中味はほんと短編で
1作品が7~8ページ。
全て31歳の女性が登場する31編の物語。
毒々しい話や、痛々しい話は特に目立たず
ただ単純に。
生きるうえでのこだわりは
多少ぐらいはあるけれど
何気ない日常を淡々と紡いでいく物語群。
僕。
こういう作品、好きなんです。
何気ない日常の上でも
なんとなく。
明日からまたがんばろぅ。と思ってしまうような出来事。
ちょっとした出来事が
明日からの生きる糧になるかもしれないようなお話。
やっぱりちょっと。
山本さんは心にあうかなぁ~^▽^
短編集の中ごろに収められた
バンド話(『バンド』)と『庭』が
特に個人的には大好きですvv
2008年も引き続き
目指せ!活字っ子でがんばりまーすvv
活字っ子。なれるかなぁ~≧▽≦。
「いいんだよ。当事者じゃない人間は当事者と同じ気持ちにならないで。いつか自分がそうなったときに頑張れば」
いい作品があれば、また教えてくださいねー。
今年も、いい作品をいっぱい読みたいものですvv。 ねっ。♪♪