2017-05-04 からから 詩人になりたかった #詩 僕らは春の優しさを みずみずしい清らかさを 空に浮かべて ふらふらと漂い惑う 頬張ったおはぎがなかなか飲み込めない 慌てなくてもいいよ 君がからから笑った 相当数の想い出を 淡い水彩画の絵の具に隠して 空色の 水色の それが愛情だと言っても 君は信じないだろ? 空色の 水色の 空に浮かべて からから笑った 君が笑った 春晴れの午後 からからからと 世界を回しながら からからからと 君と笑いながら