幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『火花』(又吉直樹)

イメージ 1
 
 
 
 
夏休みの最後に読んだのは、
ピース・又吉君の、いや、いまや又吉先生の 『火花』 です。
 
芥川賞とったんだなぁ~。
 
題材は、"漫才師"でしたが、
中味はほんと、純文学っぽい、純文学でした!
おもしろかったv^○^v
 
いろんなサイトのレビューをみると
これがまた、賛否両論分かれてますが、
いやぁ、これはちょっとね。わからない人にはわからないかな。
和田アキ子には絶対にわからないと思う。むしろ、わかる!と言われる方が驚きだw)
 
深かったですよ。
別に"芸人礼賛"だけの物語でもないですしね。
ただ 題材が"漫才師"なだけであって、
書いていることは、"人"そのもの。
 
生きていくうえでの"悩み"・"葛藤"・"不安"・"愛"。
それがいい方向にも悪い方向にも、綯交ぜになって織りあって
進んでいくのが人生であって。
 
そんなの書ける作家さんって、
いったいどれほどこの世にいてるっていうの?
 
そういう意味じゃ、又吉君って
芸人さんでありながら、立派な作家さんでもあると思うんですよねぇ~。
 
二刀流でいいんじゃない?
 
『火花』の内容で言うと、
この内容を、ドロップアウトしかけの芸人さんじゃなくて、
現役バリバリの芸人さんが書いた!ってところがものすごくて。
 
個人的には、絶対に"いい作品"です☆
 
又吉君、芸人さんも辞めないでね。
 
 
「漫才は面白いことを想像できる人のものではなく、
         偽りのない純正の人間の姿を晒すもんやねん。」