金田明夫さん演じる 愛情いっぽん 先生が
劇中で発する台詞。
(ちゃんとは覚えてないですが、ニュアンスだけf^^)
生きていく術がなくても、生きていける世の中にしなくちゃダメなんだ。とかなんとか・・・。
(世の中 ・・・ 状況だったかな?環境?)
なんだか、このお芝居を観て想う感情-もしくは、僕らが考えなきゃいけないこと-ってのは
それが、宅間さんの主張であるのかどうかは別として
(多分、そこまで深い意味は持たせていないのだと思う。でも、登場人物に少なくともこの科白を言わせたっていうことは、完全に"無"であるところから発せられた言葉でもないと思う。)
もしかすると、全てそこに集約されていくのではないのかと。
逆説的に、
世界はまだそんなに美しい世の中にはなっていないから
マコちゃんといっぽん先生は 最後にああなるしかなかったのかもなぁー。と。
理想主義だと思うのです。
そんなことを思ってしまう僕は
多分、考えの甘い ただの理想主義者。
宅間さんは 別に理想主義だけに走ることもなく
現実も踏まえながら 作品を作った。
問題提起の意味があったのかどうかは
公式には その発言を追っていないのでわかりませんが。
知的障害者を扱うこの作品は、テーマとしては少々重い。
僕は当事者ではないので、少なからず理想的に考えてしまう。
作品を提供する側の心境は、申し訳ないが 推し量れない。
でも、作品を受け取る側の心境としては
出来れば、(出来ることなら、)
ただの1作品として "よかったね" だけで終わらすのは
ちょっと もったいないのかなぁーと思う。
マコちゃんを演じる加藤貴子さんの透明感はハンパなかった。
その昔、LOVE30の「結婚相談所」で、宅間さん(当時、サタケさん)の作品に参加されてたんですね^^
でもねー、それ以上に この作品は
愛情いっぽん先生を演じる 金田明夫さんの熱演に尽きるんじゃないかなー。
世の中に、観れてよかったと思う作品は
実はそうそうにない。(口では簡単に、"観れてよかった"なんて言っちゃうけれど(笑))
けれど、今年も
東京セレソンDXさんの作品は 観れてよかったなぁー。とほんとに思う。
ただ単純に、"泣けた" "笑えた" "おもしろかった" だけの枠は超えて。
うまく言えないけれど、もう少し複雑な意味で・・・、
「くちづけ」 観れてよかったと本当に思います。
※
ってことで。
正直、この作品、観終わったときに、
この作品は うまく感想かけないだろなーと思ったの。
で、書いてみたら、案の定(笑)
でも、「観れてよかった」ってのが本音の感想。
観れてよかった!!
ありがとう、宅間さん。ありがとう、東京セレソンDX。
ありがとう、その他ゲストの役者の皆さん。
そして、ありがとう、スタッフの皆さん。
(言葉の選び方がすごく難しいんだけど)
全てがそろって、素敵な作品だと思いました。
観れてよかったぁー!! 感想難しいね^^。 本音と感謝です♪☆ v^○^v ☆