幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

くちづけ(東京セレソンDX)

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金田明夫さん演じる 愛情いっぽん 先生が
劇中で発する台詞。
(ちゃんとは覚えてないですが、ニュアンスだけf^^)
 
生きていく術がなくても、生きていける世の中にしなくちゃダメなんだ。とかなんとか・・・。
(世の中 ・・・ 状況だったかな?環境?)
 
なんだか、このお芝居を観て想う感情-もしくは、僕らが考えなきゃいけないこと-ってのは
それが、宅間さんの主張であるのかどうかは別として
(多分、そこまで深い意味は持たせていないのだと思う。でも、登場人物に少なくともこの科白を言わせたっていうことは、完全に"無"であるところから発せられた言葉でもないと思う。)
もしかすると、全てそこに集約されていくのではないのかと。
 
逆説的に、
世界はまだそんなに美しい世の中にはなっていないから
マコちゃんといっぽん先生は 最後にああなるしかなかったのかもなぁー。と。
 
理想主義だと思うのです。
 
そんなことを思ってしまう僕は
多分、考えの甘い ただの理想主義者。
 
宅間さんは 別に理想主義だけに走ることもなく
現実も踏まえながら 作品を作った。
 
問題提起の意味があったのかどうかは
公式には その発言を追っていないのでわかりませんが。
 
 
知的障害者を扱うこの作品は、テーマとしては少々重い。
 
僕は当事者ではないので、少なからず理想的に考えてしまう。
 
作品を提供する側の心境は、申し訳ないが 推し量れない。
 
でも、作品を受け取る側の心境としては
出来れば、(出来ることなら、)
ただの1作品として "よかったね" だけで終わらすのは
ちょっと もったいないのかなぁーと思う。
 
 
マコちゃんを演じる加藤貴子さんの透明感はハンパなかった。
 
後々で考えたら、智ちゃんを演じた東風万智子さん(真中瞳さんですよね?)は
その昔、LOVE30の「結婚相談所」で、宅間さん(当時、サタケさん)の作品に参加されてたんですね^^
 
でもねー、それ以上に この作品は
愛情いっぽん先生を演じる 金田明夫さんの熱演に尽きるんじゃないかなー。
 
 
世の中に、観れてよかったと思う作品は
実はそうそうにない。(口では簡単に、"観れてよかった"なんて言っちゃうけれど(笑))
 
けれど、今年も
東京セレソンDXさんの作品は 観れてよかったなぁー。とほんとに思う。
 
ただ単純に、"泣けた" "笑えた" "おもしろかった" だけの枠は超えて。
 
うまく言えないけれど、もう少し複雑な意味で・・・、
「くちづけ」  観れてよかったと本当に思います。
 
 
 
ってことで。
 
正直、この作品、観終わったときに、
この作品は うまく感想かけないだろなーと思ったの。
 
で、書いてみたら、案の定(笑)
 
でも、「観れてよかった」ってのが本音の感想。
 
観れてよかった!!
ありがとう、宅間さん。ありがとう、東京セレソンDX。
ありがとう、その他ゲストの役者の皆さん。
そして、ありがとう、スタッフの皆さん。
 
(言葉の選び方がすごく難しいんだけど)
全てがそろって、素敵な作品だと思いました。
 
 
観れてよかったぁー!! 感想難しいね^^。 本音と感謝です♪☆ v^○^v ☆