幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

プランクトンの踊り場(イキウメ)

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何年か前に初めて出会ったイキウメさんは
時間を切り売りする話。
誰もがIDで管理されてるユビキタス世界のお話。
 
その世界観がなんだか好きで。
 
去年の年末に再び観に行ったイキウメさんは
現代の座敷童子の話。
「幸せ」ってなんだっけなぁ~。
座敷童子が見守る、その家の中で。
「幸せ」について思いを巡らす。
つまりは、そんなお話。
 
で、僕は やっぱり
その世界観がとっても好きで。
 
正直 言っちゃうと、若干、虜なんです。
イキウメさんに。
正直に正直に。
今一番、好きな劇団は、
完全にココ。
 
なんだか 心がシンクロしてね。
どうしても観ておきたいと思うのです。
時間がなくてもね。
他のものは一旦、脇に置いといて^^
 
ってことで、先週、観に行ったお芝居が
そのイキウメさんのプランクトンの踊り場」
 
今回のお話は、
想いが具現化する場所のお話。
人の思い込みが、記憶が、情報が
本来そこにあるはずのないものを産み出し、
形あるものにかえてしまう。
 
例えば、神様。
 
何のいわれもない場所に
岩を置き、注連縄をし、紙垂をつけたら
見知らぬ人にとって
そこに神は宿る。
 
同じようにそれが人間であったら?
 
思い込みが
そこにいるはずのない人を形作り
それがほんとに実在したら?
 
同じ人間が同時に二つの場所に存在して
それぞれがそれぞれの時を刻む。
 
 
出会うと死ぬと言われている
自分に瓜二つの
もう一人の自分も
もしかすると そんな場所から産まれ出たのかも。
 
 
「俺は二つの時間を生きていた」
 
 
 
終演直後、
隣に座ってた母娘と思しき二人連れが
一番最初に漏らした言葉。
「いやぁ~、おもしろかったね。」
 
正直、それ 僕も同感。
 
だって、やっぱ おもしろいもん!!
 
この世界観は
やっぱちょっと病み付きで、
この作家性は
ほんと正直、今一番好きな劇作家さんなのではなかろうか。
 
 
 
「君にとって、コーラ=ペプシなんだね。」
 
 
「忘れられんの?」
「忘れられるよ。 こんな荷物、邪魔でしょうがないもん。」
 
 
 
うん。やっぱ、イキウメさんは 最上級!!
 
ぜひぜひ。日常の少しだけ裏側を。
観てみたいなら、間違いなく お薦めです。   favorite!!