『外事警察』(2009 NHK)
ちょっと前に観終わったドラマ。
去年の冬にNHKで放送されてたものなんですが、
とにかく臨場感がすごかった!!
グイグイ引き込んでいくの。
まぁ、テーマが
外事警察という、
警視庁公安部の中でも
さらに海外についての事件を扱う(対国際テロリスト専門)部署を描いたもので
公安でさえ特殊なのに
さらに、
対国際テロの部隊なんてぇ~。
いったい、どんな描き方するの!?
と思ってたら、
スパイもスパイ。
しかも密室に閉じこもって盗聴したり
監視したりという
暗闇の闇仕事が中心であり
すんごいフォーメーションで尾行したり
あらゆる監視用小道具を使ったりで
とにかくとにかく
地味だけどめっちゃすごい(←っていうのが世の中、一番凄いことだと私は思ってる^^)
オンパレードでした。
協力者(スパイ)の運営についても
見ごたえがあったしね。
所轄から異動した女性刑事が
どんどん公安的考えに染まっていくのも怖かったし
公安が協力者を利用しているのか
もしくは
協力者が(自ら望んで)利用される事に
生きがいを感じているのか。
そのあたりの感覚が
曖昧になっていくさまも
なんだか異次元の話でもあるように思えるし、
一転、実際、現実でもありうるような話にも思えて
なんかうすら寒いような感覚を
観ていてゾクゾクっと背筋に感じてしまいました。
なーんか、雰囲気だけで
いろんなものを超越しているなぁー。と。
話の展開も
最後は、ものすごく大きなところまで
行ってしまったし
ちょっとこういうドラマを作れるのは
やっぱNHKしかないよなー。
と、妙に納得しきり。
内容は社会派(?)すぎて
ついていけなくても
この臨場感、緊迫感だけは
ぜひとも味わってもらいたい。
そんなひとつの作品です。
※
加えて
渡部篤郎とか石田ゆり子とか
余貴美子さんとか石橋凌さんとか。
役者さんの演技も
このおどろおどろしい雰囲気にマッチして
これまたかなりの絶品。
渡部篤郎って
こういう役させると
怖ろしいほどまでにキレまくりますよね☆
一見の価値アリですよー。
さすがNHKさまさまですv^〇^v
「騙されんなよ、あの男に」