幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

流れ星(東京セレソンDX)

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今年は、
6月まではなんとなく
例年と同じようなペースで
お芝居を観に行っていたのです。

月に1~2本。

5月3本。6月3本。

それに、どちらかというと
大阪の小劇団系のお芝居を。

毎年、夏になると
ちょっとだけ観劇ペースが落ちる。

前のレビューで書いたけど、
夏って
いまいち観劇に適してないような気がする。

今年は
でも、そんなに夏が暑くなくて
夏が短かったと思った。

短かった。

思った。

過去形で書いて感じる事は
短かったと思った夏が
もぅ10月になるというのに
いまいち抜けきれてないような気がする。

全然、チケットとってない。

いまいち、触手が動かない。


去年、【夕】を観て
「すごい。チケットとってて奇跡だー」と思った東京セレソンDX。

あんな素晴らしいお芝居と出会えるなんて奇跡。

だから、そんな奇跡は
そうそう起こるもんじゃないと思ってた。

まして、2作連続 東京セレソンDXなんて・・・。


すごい! 奇跡って起こるもんですね^▽^


開始直後は、違和感アリアリの熟年夫婦の会話。

互いの心は通い合わなくなっていて
そんな折、旦那は出先で急死。

それから、初七日を終えた夜
妻の前に、いきなり魔法使いを名乗る女が現れ、
そのまま、結婚前の
妻がまだ他に好きな人がいた時代へタイムスリップ!


なんだ。これ。

こりゃぁ、ちょっと期待はずれなのかな。

まさか、音楽だけで
泣かせようとしてるんではなかろうか。

など、正直 かなり疑心暗鬼になった序盤。


世の中、
もぅ、ファンだというだけで
どんな内容であっても
とりあえず泣いてしまう
正直 はた迷惑な観劇者もいますからねー。


今回、隣の隣に座っていた
見知らぬ女性がまさしくそれで、
「はぁ??こんなとこ、全く涙腺が緩む要素など1つもありゃしませんぜ」
って所から
うぉーうぉー、声を挙げて泣き始め
あぁぁ、あんたのおかげで
こっちは全然、セリフも聞こえへんやんけー。
って 多少 興ざめ感も漂っていたんですが・・・。


よかったです。

いいものはいい。


それでも、隣の隣の女性の涙腺ポイントは
いまいち納得がいかない。
っていうのと、
泣くのはいいけど、少しは堪えようよ。

こっちは、あんたの「泣く」というストレス解消のためだけの観劇ではなく、
素晴らしいお芝居を、ほんと心に刻みたいがために
お芝居を観ているんだからさー。

って気持ちはあんま消えてはないんですが・・・。


それを差し置いても。

うん。それを差し置いても。

よかった。

このお芝居が観れてよかった。と。

そうそう思うお芝居はそんなにない。


いまいち、ちゃんとチケットを取ってない最近の私だけど、
この【流れ星】のチケットだけは、
この【流れ星】のチケットだけは
忘れずにちゃんとチケットをとっていた何ヶ月か前の俺、
えらいぞ!

と、ほんと なんか
いつもは思わないようなことも
なぜか堂々と思ったりなんかしてしまったのでした。



東京セレソンDX。 ほんといいですね☆





カーテンコールの時、
もぅだいぶ前に出番を終えていて
役どころで泣きの演技があったわけではない
夏子(妻の若い頃)役の池田沙耶香ちゃんが
既に泣きながら、挨拶に出てきたときにはビックリしたw(゚○゚)w

そんなねー。
カーテンコール前から
役者が感動のあまり泣いてしまうっていうお芝居を
僕はまだ今までに一度も観たことがなかったから。

そんだけ、このお芝居は
人の心を動かす素晴らしいお芝居だったんだなぁ~と思って。



東京セレソンDX「流れ星」

「夕」に引き続き、
また、素晴らしいお芝居に出会えさせてくれて
感謝の気持ちでいっぱい。


ありがとう。宅間さん。
ありがとう。

今年もまた、東京セレソンDXのお芝居に出会えてよかったです。




「歴史は変わらないから、ちゃんと最後の会話するんだよ。」


「必ず、帰ってきてね。」




心があるお芝居は、やっぱ素晴らしいです☆