幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『アイドル』(2022 NHK)

 

 

NHKの特集ドラマ『アイドル』。

初回は8/11に放送されていたとのことですが、

本日放送されていたBSプレミアムが特別編集版だったので、こちらを視聴。

 

毎年、8月の終戦記念日あたりにあわせて、放送される

NHKの戦争関係のドラマですが、

今作は、”戦時下のエンターテインメント”をテーマに

実際に昭和初期から終戦間際の戦時下の日本・新宿で1日も休まず営業を続けた劇場「ムーラン・ルージュ」と

その劇場のアイドル、明日待子を主人公に描かれていました。

 

1時間半。

秀逸ですね。

 

たまに、このドラマは何のために作られてるの?と思う作品も多いこの頃ですが、

それとは違って、NHKが作る作品は、やっぱり、なにがしかの意味を含んでいるような気がします。

 

史実なんですね。

作り物だけど、作り物ではないような

空気感と

何かを届けたいという意志が、

作品の中に込められているような気がして。

 

主演は、朝ドラの『エール』で主人公達の娘を演じた古川琴音さん。

劇場のスターに、山崎育三郎くんも出演していて

華やかなショーの一面と、

戦争の重い空気。

 

確かに、『エール』を少し思い出しました。

※時代背景的に、『カムカムエブリバディ』の安子編も思い出したけど。

 

NHKの作る作品は、やっぱり意味があって、

何か視聴者に訴えかけるものがあって。

だから、こちらも観る意味があるのだと思う。

 

こういう作品をこれからもたくさん観ていきたいですね。

 

いい作品でした。

 

かしこ。