野木亜紀子さんの脚本×TBSの金曜ドラマ×米津玄師の主題歌 といえば、
2018年の名作『アンナチュラル』ですが、
その『アンナチュラル』のスタッフが再集結した作品。
いや、ただただ素晴らしいの一言ですね。
MIU404
まだ、2020年は終わっていませんし、話題になった『半沢直樹』は
私、まだ視聴していないのですが、
もう 2020年のNo1作品はこの作品で決まりだと思います。
というか、今まで見てきたドラマ作品の中でも相当上位。
その他キャストに、麻生久美子さん、橋本じゅんさん、岡田健史くん、生瀬勝久さん、黒川智花さん、金井勇太くん など
いや、多くは語れないです。
なにしろやっぱり脚本が素晴らしいです。
現代の社会問題をテーマにしつつ、
でも安直には答えを出さないところが、『アンナチュラル』に引き続き
素晴らしいところなのかと思います。
そして、実は、簡単に生きることは素晴らしい。なんてことは言ってなくて、
多分、生きることはしんどい。
その前提に立ったうえで、それでも人生を歩んでいくことは素晴らしい。と言っているような気がして
その主張に、すごく感銘を受けます。
生きることはやっばりしんどいんだよ。
そして、正義であることはただただ試練でしかない。
苦しみの中、それでも正義であることに必死にもがきながら、
私たちは生きていくしかないんだよ。
全11話で、全ての回が素晴らしい出来でしたが、
個人的には、
第2話の松下洸平さんゲストの回
第6話の星野源くん演じる志摩の過去の話(ゲスト:村上虹郎くん)
第8話の綾野剛くん演じる伊吹の恩師の話(ゲスト:小日向文世さん)
そして、ラストシーンにつながる
第9話以降の怒涛の展開(ゲスト:菅田将暉くん)が
特に印象に残りましたね。
第4話と第6話なんて、もう、、、、、心に刺さるしかない。って話。
テーマは各話、重いんですけどね。
それを見事にエンターテインメントとしても昇華しているし
問題提起も きちんと出来ている。ってー。
野木亜希子さん、どんだけすごいんだ。
人生において、観るべき1作があるとして、
この作品は間違いなく、その中の1作品です。
観れてよかった。
「小さな正義をひとつひとつ拾ったその先に
少しでも明るい未来があるんじゃないんですか」
「生きて、俺たちとここで苦しめ」