幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『不便な便利屋』(2015 テレビ東京)

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北海道のとある街を舞台にしたひと冬の物語。

監督・脚本は『水曜どうでしょう』のミスターこと鈴井貴之さん。


冬の北海道の物語だから、
一面、雪景色。
そこに主演の岡田将生くんと
その脇を固める鈴木浩介さんと遠藤憲一さんの
ほのぼのとした演技。

なんか、いい意味で
いい物語を観たなぁ~という感想しか浮かびません。

ミスターの書く物語は基本、優しいですよね。

北海道という舞台がそうさせているのか、
ミスターの基本性質がそうさせているのかわかりませんが・・・


一部、「北の国から」オマージュとか
TEAM NACSメンバーのゲスト出演とか
その他、豪華ゲストのちょい役出演とか
話題性と遊び心を含んだ演出もありましたが、
それ以上に、個人的に好きなのは
人間愛に溢れた脚本と
その本にこたえる役者さんの自然体な演技です。

その意味で今回の
岡田(将生)くんと鈴木(浩介)さんと遠藤(憲一)さんのトリオは最高!!

演じる役名:竹山 純(岡田くん)、松井 英夫(鈴木さん)、梅本 聡一(遠藤さん) の松竹梅
着ている服:青(岡田くん)、黄(鈴木さん)、赤(遠藤さん) の赤青黄(三原色)

そんなことも諸々含めて、
いつまでも観ていたいと思った素晴らしい役者陣、素晴らしい物語、でした。


「愛は人を思いやることなんて綺麗事じゃない。
  自分の感情を素直に出せるのが愛なんだー!」

「この街を覆っている雪のように
  僕も真っ白に戻れたように思います。」


オープニングを飾るストレイテナーの楽曲も
エンディングに流れるスピッツの楽曲も
かっこよくて、優しくて。

そう考えたら、この作品、めっちゃいい作品なんだなぁー。

めっちゃいい作品。

そうそう、最終回のクレジットが
これまた とっても粋な演出で。

皆様にもぜひぜひ見てもらいたい、素晴らしい作品だと思うのです。

優しくて、素敵☆