初めは、波瑠ちゃんが可愛いので観始めたんですよ。
それが内容がゲス過ぎて、怖いもの見たさで止められなくなって、
最後は、空気感のリアルさに圧倒された。
ビックリしましたよ。
W不倫のゲスな物語が、
こんなにも リアルな空気感を醸し出すなんて。
ある意味、めっちゃ深いのかもしれない。
男と女なんて、こんなものだ。みたいな。
人生なんて、こんなものだ。みたいな。
それでも教訓めいたものは、そんなには感じ取れなかったんですよ。
自分勝手な主人公が招いた、自分勝手な結末。
ただ、これまでのドラマ作品だと、こんな展開の作品は最後、刑事事件にして終わってたんだよね。
ところが、この作品はそうはしなかった。
正直、この作品の凄いところは、
誰も犯罪者を仕立て上げずに(一部、やばい隣人(中川翔子さんw)はいましたがw)、
ドロドロの不倫劇を完結させたところだ。
役者さんが、ほんとに皆さん上手かった。
主演の美都役に波瑠ちゃん。
夫の涼太役に東出昌大くん。
その妻、麗華役に仲里依紗さん。
その他、波瑠の母役に麻生祐未さん。
東出くんの友人役に山崎育三郎くん。
波瑠の友人役に大政絢さん。
波瑠が務める眼科の開業医役に橋本じゅんさん。
で、特筆すべきはやっぱり波瑠ちゃんと東出昌大くんで。
過去に「2番目に好きな人と結婚するとよい」と占い師に言われ、ショックを受けつつも
人生で2番目に好きな人と結婚し、幸せな新婚生活を送っていた矢先、
人生で1番好きな初恋相手と ほんと偶然に再会し、不倫に走る。
そんな主人公:美都の心情には全然、共感できない。と公言しつつ、
演じている波瑠ちゃんにまで批判が殺到するような事態になったのは、
あまりにも波瑠ちゃんの演技が、役柄と同一視されるほど、上手すぎたせいで。
もう一人。
新婚早々、妻に不倫に走られ、狂気に落ちていく夫。東出昌大くん。
正直、今まで観てきた作品で、東出くんの演技が上手いなんて思ったことは1度もなかったけれど、
今回はマジでビックリした。
怖い。切ない。苦しい。
申し訳ないけれど、この作品が、正直、東出くんの代表作になるんじゃないかなぁー。
それほどまでに思うほど、涼太役の東出くんは鬼気迫ってたと思う。
結婚って何なんでしょうね。
男と女って・・・
何なんなんだろう。
答えはきっと出ないから、
美都も涼太も有島も麗華も、まだ生きているのだと思うんです。
不倫ドラマでここまで、考えさせられるとはね。
リアルな空気感のせいですね。
お薦めは出来ないけれど、個人的にはヒリヒリした心に残る作品でした。
「永遠の愛が怖いなんて知らなかった。」
「逃げよっか?二人で。」
「私をこんなふうにさせた あなたのことが憎いです。」
「かわいそうにね。僕でも一番好きな人と結婚できたのに。」
いちいち、セリフが心に残る。
やばいですね。 中毒性があるのかなぁ~。
やばい。やばい。 のめり込み過ぎに注意です!!w
かしこ。