星がみえなくなって
僕らは電車に揺られてる
うまく別れるための白っぽい夕べに
うまくさよならなんて
言えたためしがあっただろうか?
天使の羽根を携えて
いつまでも昇っていく哀しみのように
いつか いつも
僕は完全体を目指すかのように
哀しみを感じない心と
痛みに堪えられる体を
僕らはあの日
約束なんてしたのかなぁ
まるで世界の果ての星座みたいに
今日、君が見えなくなって
僕はありふれた心を閉ざす
哀しみを忘れて
不完全な完全体となる
君を置き去りにした
僕は電車に揺られながら
世界の果ての暗闇に心を灯す
少しだけ哀しみを思い出して
少しだけ不完全となる