『容疑者Xの献身』(東野圭吾)
前の前のレビューで
「次もきっと直木賞!!」って調子に乗って書き
前のレビューでは全然違う乙一さん!!ヾ(≧▽≦*)ヾ
でぇ~
前のレビューでは
そんなん書いたから「次もきっと(直木賞作品とは)違うと思う」などと書いたんですけどねぇ~・・・。
直木賞作品です ( ̄▽ ̄)ヾ (爆)。
まぁ、直木賞作品というか
言わずと知れた東野圭吾さんの作品なんですが。
去年の夏に同僚Iさんに『手紙』を薦められた時に
同時に後輩君が、おススメだったのがこの作品。
読み始めはだいぶ前だったんですけどね。
半分だけ読んで、だいぶほったらかしていましたf^^。
『容疑者Xの献身』
そうそうそう。
去年の秋にドラマで放送してた「ガリレオ」先生の
第3弾なんです!!
天才物理学者・湯川先生(ガリレオ)に対して
敵方で湯川先生の大学の同窓生、
天才数学者の石神が登場します。
このブログでも何回か書いてるんですが
大学時代は、某大学の理学部数学科に在籍していた私。
(まぁ、だから、後輩君が僕にこれを薦めたってのもあるんでしょうけどf^^)
うーん。
なんていうかね。
自分のアイデンティティーの中に
少なからず、理学部数学科出身っていう要素が色濃く残ってるんですね。
(って、学生時代、ほんとになんも勉強してないから、矛盾するようだけど、その分、余計に。)
だから、なんていうか・・・。
数学者が登場するお話は
あまり冷静に・・・というか、
なんか、いつもと読み方が変わってきちゃうの・・・。
哀愁感じるというか・・・
切なくなるというか・・・
孤独な学問ですよね。
理系の中でも。
実験系に比べたら。
それこそ、紙とエンピツがあれば出来ちゃうというような・・・。
この作品に登場する天才数学者・石神も
一種、孤独な人ですよね。
孤独だし、純粋・・・。
なんか、それが哀しくて
その結末をあまり読みたくなくて
ちょっと途中で置いていたんです。
気分、落ち着いた時に読もー。
なんか、そう思ってね。
まぁ、敵方の数学者が、
主人公の物理学者に、
きっと負けてしまうんだろうなぁ~
ってのが、ちょっと悔しかった!! というのもあるんですけどね(笑)
昨日、時間があって
残りの半分を読みました!!
感想はと言うと・・・
数学者だなぁ~。と。
石神は。
孤独で、純粋・・・。
ただね。
僕個人としては
これは愛だとは思わないんですよ。
愛なのか?
だから、よくある感想のように
"感動"とか
"涙した"っていうのはないです。
正直、作者自身(東野さん自身)も
これを"愛"としては書いてないんじゃないかなぁ~。
まぁ、作者の言葉ってのは
書いてないんで、
その真相はよくわからないんですけど。
映画版(ドラマ「ガリレオ」の映画版はこの作品が原作~♪)は
この石神を堤さん(堤真一さん)が演じるんですよね。
堤さんといえば
確か、「やまとなでしこ」でも数学者役だったような・・・。
うん。
これはちょっとピッタリかなー。と思って。
秋公開の映画版!!
こちらの方はなんか
かなり、楽しみだったりいたしますv^○^v
そんなんで
長期にわたって(???ヾ(≧▽≦*)ヾ) 読んでた『容疑者X~』。
引用文は・・・
普通に行くと、P≠NP問題の一文なんだろうけど(笑)
ここは敢えて
湯川先生が自研修室の学生に言った一言で。
「思い込みはいつだって敵だ。見えるものも見えなくしてしまうからな。」