『太陽と海の教室』(2008 フジテレビ)
この夏の月9ドラマ。
織田裕二さん主演の学園ドラマ。
主題歌は「君の瞳に恋してる」で
英字サブタイトルが「Homeroom on the Beachside」。
前クールの「CHANGE」の影響で
他の同クールのドラマより遅く始まったり
期間中にもろにオリンピックがあったり
福田首相の辞任会見で突如中断された回があったりと
さんざん不運とか局側都合に振り回されたりしてたけど
基本的に嫌いじゃないです。このドラマ。
まぁ、っていうか
織田さん演じる
熱いハートの熱血教師というものが
基本的に嫌いじゃないんだなぁ~。僕自身。
なんとなくね。
教師という職業に憧れみたいなものがあって。
これからの
長い人生を過ごす生徒達に
少なからずの影響を与える
"学校の先生"というお仕事。
だからこそ
教師たるもの
理念と理想をもって
生徒のお手本となるべき聖人然とした人しか
やってはいけない職業だと思うのね。
生徒を想い、
決して諦めない。
だから、
ドラマとはいえ
織田さん演じる櫻井先生の言動は
結構、心に染みる事がありました。
いい言葉、多かったよ。
特に個人的には第5話の「何故、勉強するのか?」の回
(ドラマの舞台は進学校なのです!!)のお話が好きです!!
他のドラマにあるような単に「勉強以上に大切なものがあるだろ!!」的な
正直言って、スケープゴートな逃げのストーリーではなく、
受験勉強をする事には意味がある。
たとえ、99%が無駄な努力であっても、残り1%に宝物を見つける可能性があるのなら
無駄な努力は無駄ではない。
と言ったところに、
個人的には、なぜかすごい感動を覚えたりしました。
高校生、頑張ってるもんね。
頑張る高校生に水を差したりしちゃいけないよ。
まぁ、内容的にはそんなところなんですが
ドラマの作り自体についてはねぇ~。
これが、全10回のためなのか
演出の意図的都合によるものなのか
その辺の理由はよくわかんないけれど、
なんとなく第1話目から
全ての話が
"巻き巻き"で流れていった感がするのです。
※
ほんとは全11回か12回の話を
無理やり10話にまとめてしまったような感覚・・・。
開始40分で1話のテーマを終わらして
残り3分で次回のネタふりをする。みたいなぁ~。
残り3分でCMが入ってもねぇ~
盛り上がりがどこなのかちょっと掴みづらかったよ(T^T)
その辺だけ、ちょっと違和感感じたかな。
織田さんの演技も
生徒役の役者さんの演技も
主題歌の「君の瞳に恋してる」も
英字サブタイトルの「Homeroom on the Beachside」も
タイトルバックのガリバー旅行記みたいな映像も
なーんか全部よかったです。
生徒役の山本裕典君が
前クールのドラマ(「パズル」)では
黒髪の昔ながらの優等生(そういや、「パズル」も舞台は超進学校でしたね^▽^)を演じていたのに
このドラマでは金髪の
ちょっと影のある不良然とした生徒を演じていたのは
そのギャップも含めて、かなりおもしろかったです。
まぁ、織田さんは健在!!っていうことで。
「99パーセントの無駄な努力の先に、宝物はある」
うーん。これ、いい言葉だなぁ~。v^○^v