幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

とあるホームの片隅で

簡単な言葉をただ連ねていく
例えば 虫の音が聴こえる 初夏の夕べとか
雨が降りそうな新緑の深さとか

汽車が来ない
次元のずれたホームのベンチで
この温度と匂いと触感と
静かな音色を想い出に混ぜ混んだ

完全な刹那を
宇宙の高みと走馬灯のプロローグとして

だけど私はいつか何もかもを忘れてしまう

神様のアーカイブの中で
君と話した集合体のかけらとか
よじれたいびつな季節とか
暗くなっていく地球とか

もしかしたら
遠くで鳴いてる小さな蛙が
覚えていてくれたらそれでいい

とある世界の
とあるホームの片隅で

汽車を待っている

次元を越えて
雨が降りそうな新緑の深さが
覚えていてくれたらそれでいい