2017-03-30 いろどり 詩人になりたかった #詩 簡単な説明書を添えて 君は春の形を提示する 重力を少し軽くするような お陽様の角度 通勤列車の先頭車両が 桜色のトンネルを こっそり こっそり すり抜けていくなら 君がいた季節を思い出しながら 半分あたたかで まろやかなお茶を飲もう いろどりを変えながら 心の窓を流れていく 想い出はいつも桜色 心の景色を染め上げていく