幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

東南角部屋二階の女

イメージ 1




少し前になりますが、ほんと久しぶりにビデオで映画作品を鑑賞しました。


父親の残した多額の借金を背負った男(西島秀俊くん)と、
その見合い相手(竹花梓さん)、
西島くんの会社の後輩で、同じ日に会社を退社した男(加瀬亮くん)が
ふとしたきっかけで
西島くんの祖父が保有する土地(借金返済のため、西島くんは売却することを考えている)に立つ
古アパートで 同居生活を始めるという物語。

登場人物は、他には古アパートの持ち主で
居酒屋を経営するおかみさん(香川京子さん)、
その居酒屋の常連客の塩見三省さん、
西島くんの祖父役で、半分ボケているのか、何を話しかけても反応がない高橋昌也さん ぐらいで
いい意味で淡々と、
それぞれに内に秘めた葛藤はあるけれど、
それが日常で
公開は2008年だけど、
それはそれは古き良き時代の日本映画を観ているようで。

嫌いじゃない感じの作品でした。

まぁ、パッケージ画像通りのほんわかした、心温まる作品ですね。

生きていれば、いろいろと心痛めることもあるけれど、
いつかどこかで一歩踏み出して、成長していこう!
そのための背中を押してくれるかのような。

いい作品だったと思います。


こういう雰囲気の作品に
西島くんと加瀬くんの演技はぴったりで、
(まぁ、もともとは西島くんと加瀬くんが共演してる!ってのがきっかけで観始めた作品だったんだけどw)
あと、女優の竹花梓さん(後で知ったんですけど、何年か前にお亡くなりになってたんですね。ご冥福をお祈りします。)の演技も、作品の雰囲気にマッチしていて
見事なキャスティングだなぁーとかなり感心してしまいました。


「理解できなくても、"知ろうとすること"、"お互いにわかろうとすること"、大事だよね。」

「東南角部屋にも西日って射すんだね。」


いい作品を観ることは、やっぱ人生にとって必要なことなんだと思いました。

かしこ。