幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『だから日本はズレている』(古市憲寿)

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NHKで月に1回、「ニッポンのジレンマ」という
1970年以降に生まれた人限定の討論番組を放送していて
その司会をしている古市憲寿くんが新刊をだしていたので
つい手に取って読んでみてしまいました。
 
『だから日本はズレている』
 
まぁ、最近、理系で育った私にとって、
根拠には乏しいけれど、それなりに"それ"っぽいことを言っている
"社会学"ってものに興味が沸いてきたっていうのも
この本を手に取った一因かもしれません。
 
"それ"っぽいことを言うんだよねぇ~。
社会学、ってw
 
また、やっぱり「ニッポンのジレンマ」を
2012年元旦の第1回放送から観ているものにとっては、
古市くんの本も、どこかで1回は読んでおかないといけないのかなぁ~、と思ったのも
正直、言って1つの理由。
 
まぁ、「ジレンマ」が不定期放送から
月1回の定期放送になって、
司会は"古市くん"って言われた時に、
「えっ、誰、それ!?」って思ったのも事実なんだけどね。
(だってぇ~、それまでの「ジレンマ」でも、"古市くん"ってあんまり目立ってなかったんだもーん。
もっと、論客っぽい"論客"の人もたくさんいたんだけどなぁ~。)
 
けれど、今の「ジレンマ」は「ジレンマ」で
毎回、やっぱり楽しんで観られてるし、
"古市くん"のまったく"論客"っぽくない、素人感まる出しの質問の仕方も
嫌いか?と言われればそうでもないし、
それはそれで、いい感じに
毎回の番組が放送されているような気がして、
やっぱり、また、ビデオに録画して後でゆっくり楽しんで観てしまうのです。
 
ってことで、古市くんの一番新しい本。
 
タイトル通り、現代日本にはびこっている"ズレ"について
著者の感じることをつらつらと書いた本。 ← ちょっと表現が悪意アリですね。ごめんなさい(笑)
 
前半部分 ― リーダー論やクール・ジャパンについて論じていた部分 ― は
結構、面白かったんだけどなぁ~。
後半になるにつれて、だいぶ失速していきました。
そして最終章の「2040年の日本」について。
この章がいらない。
まったくいらないヾ(≧▽≦*)ヾ
 
それまで、一応、社会学っぽく社会について論じていた本だったのに、
最終章だけ急に、B級SFに成り下がっちゃって。
何だったんだろう。この章は。
どうしたんだ? 古市くん!!
 
まぁ、でも、最終章を除いては、
失速はしつつも、それなりに楽しめて読めたんですよ。
社会学のほんの入り口も垣間見れたしねvv。
 
こういう本をたまに読むのも、
"社会"というか
今、この瞬間、自分が生きているこの世界と
なにがしかのコミットができているような気がして、
もしかしたら有意義なのかもね。
 
また、面白そうな本があったら読んでみます!!
 
 
でも、この本ってぇ、結局、誰をターゲットに書いた本なんだろう???
実はそれがあまり見えなかった。
 
"社会学"自体は、
人類が幸福に生きるために、
実は手助けになる学問なのではなかろうか、と
ちょっと真剣に、個人的には考えています。
 
うん。やっぱり、本を読もう!!
 
また、面白そうな本があったら時間を惜しまず読んでみます!!
 
かしこ。