幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『さよなら五つのカプチーノ』(1998 NHK)

  
出演 : 宮本信子さん
      伊武雅刀さん
      稲垣吾郎ちゃん
      鈴木砂羽さん
      金田龍之介さん
 
 
去年の冬にNHKアーカイブスで放送していた1998年放送のドラマ。
ビデオに録っていて、今更ながらに観てみました。
 
 
深夜のファミリーレストランで偶然出会った男女5人が
ひょんなことから1億円を運ぶ現金輸送車の存在を知り、
その1億円収奪の計画をたてるというもの。
 
宮本信子さんが、夫に「俺たちの将来はもぅ老後しかない」と言われた主婦。
伊武雅刀さんが、リストラされた元サラリーマンで、
吾郎ちゃんが、生徒を妊娠させて懲戒免職になった元美術教師。
金田龍之介さんが、齢69にして借金を抱えた老人で、
鈴木砂羽さんが整形手術を繰り返しては恋人に振られる女という役どころで・・・。
 
みな、それぞれに現在の生活に閉塞感を抱えており、
この収奪計画に人生の再出発をかけるというお話でした。
 
 
これがね。
なんかね。
いいドラマだったんだよねぇ~。
 
テーマが"再出発"だからなのか何なのか、
ほんとは出会うはずのない5人が、
ほんとは出会うはずのない5人だからこその距離感で。
 
案外、すごく親密な人には言えないことを、
よく知らない人だから言える 本音ってものもあるじゃないですかぁ~。
 
リアルな人間関係の中では 押し殺してしまう人生の悩みなどを
ネットの中では書けてしまうようなことも。
 
それが、あまやどりのために立ち寄った深夜のファミリーレストランって
シチュエーションもよかったし、
最後には、ほんと この計画が成功するかどうかで
かなりドキドキしましたよ。
 
もぅ10年以上も前の作品だから
吾郎ちゃんはもちろん若いし、
鈴木砂羽さんが めっちゃ若い ≧▽≦
そして こういう感じの鈴木砂羽さんって 個人的にめっちゃタイプやわー。
 
とにかく、さすがNHKアーカイブス)!ってことで
後味もよかった いい作品でした。
 
人生は長い!
だから、どのタイミングでも 新たな一歩は踏み出せるのだと思うのです。
 
明日から、また 新たないい日が続いていきますように。
 
 
「いただいちゃいましょうか。1億円。」
 
「この五人でチームを組むんだよ。」