幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

欲望という名の電車

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欲望という名の電車に乗って・・・」
 
 
タイトルであるそんなセリフから主人公が登場するこの舞台は
近代演劇史上不朽の名作なのだそうだ。
 
それを松尾スズキさん演出、主人公:ブランチ役に秋山奈津子さん(去年観た「裏切りの街」で圧倒されたんですよw(゚○゚)w)で上演するというのだから、これは観に行かなあかんめぇ~。ってノリで観に行ってきました♪
 
GWの最終日になるんでね。 感想がとても遅れて申し訳ありませんが(笑)
 
まぁ、とにもかくにもブランチを演じる女優さんのためのお芝居なんだなぁ~。と思ったよ。
そういう意味で、松尾スズキさんが「秋山奈津子のブランチバージンは俺がいただく!」と息巻く気持ちも
結構な確度でわかったような気もします。
 
3時間ぐらい、まじで引っ張るんだ。ブランチは。
確かに、共演スタンリー役の池内博之くんの演技も素晴らしかったけどね。
(いっこ前の記事で誉めた鈴木砂羽さんは、このお芝居ではブランチの引き立て役に徹してました^^)
 
お話的には、その不朽の名作の不朽の名作たる所以が
現在の時代で考えると、よくわかんないところもありますが
(だから、古典に文句を言っちゃぁいけないです(爆))
なかなか、このお芝居の"ブランチ"という女性を演じきれる女優さんも
確かにそうそう現れないよねぇ~、って思えたから
それはそれで、演じられるたびに名作の箔がついていくのかも。
 
だって、それほど圧倒的な勢いで
秋山奈津子さんのブランチは、"欲望という名の電車"を引っ張っていくのですもの。
 
格差が激しく、差別が色濃く残っている時代のアメリカで
よくよく考えたら、この時代を舞台にした作品に
僕自身あまり触れてこなかったなぁ~。などと思った次第でありました。
 
混沌とした酷い時代を描いた作品だからこそ、
人間の本性というものが、悲しく 儚げに 滲み出るのかも。 ですね。