幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『ハゲタカ』(2007 NHK)

 
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突然なんだけど、
今年も観てるんです!!
NHKの大河ドラマ。 ― 龍馬伝
 
去年の『天地人』もオモシロかったんだけど
今年の『龍馬伝』はそれ以上にオモシロくて・・・
 
毎回、テンション高いままなんだもん。
毎分、というか、毎秒、息つかせないほどなんだもん。
それほどに、なんだか観ているこちらを引き込む!引き込む!
 
ただ、なんていうか・・・
主人公は『龍馬伝』、坂本龍馬のはずなんだけど・・・
最初の1~3回ぐらいまでは、
あれ?これ、『龍馬伝』やなく、『弥太郎伝』(岩崎弥太郎^^)?って思う勢いで・・・
で、今は誰かといえば
個人的には『武市伝』(武市半平太)なんです!!
 
それほどまでに、武市先生が悲哀を込めて痛々しいのです。
これから先、切腹に向けて突き進んでいくんだ。
そう武市さん演じる大森南朋さんが「Top Runner」で言ってました。
 
そう、今 大河ドラマでその存在感をバリバリに示している役者さんが
はっきり言って 大森南朋さんで・・・
で、その大森南朋さんが転機になったと自ら話していた作品が
このNHKドラマの『ハゲタカ』なんです!!
 
有名!!
 
そして、有名 かつ
このドラマの出来が
なんとも言えず 素晴らしい!!
 
心がヒリヒリするんです。
 
内容は、経済ドラマなんだけど・・・
 
「ハゲタカ」の異名をもつ
外資投資ファンドの代表、鷲津雅彦(これが大森さん演ずる役どころ)
 
 
「目標はただ一つ。腐ったこの国を買い叩く。」
 
 
そんな過激な発言も
バシバシ飛び出す序盤。
 
でも回が進むごとに
その鷲津のほんとうの心も見え隠れして・・・
 
 
「ハゲタカは、単なる略奪者なのか? それとも救世主なのか?」
 
 
その鷲津と因縁浅からぬ
元銀行マン(かつての鷲津の上司)、
 
また、やはり
その鷲津と因縁浅からぬ
TVキャスター役に栗山千明さん。
 
同様の新興IT企業代表役に松田龍平くん。
 
その他のキャストの方々も。
 
もうね。正直、釘付けでした。
 
ストーリーにも
役者さんの演技にも
音楽にも。
 
あぁ、まだ日本の放送局も
こんな重厚なドラマを
作ることが出来るんだぁ。と。
なんだか、毎回、書くようだけど
さっすが NHK! と改めて思いましたさー。
 
もしかするとこれは
ただの経済ドラマではないのかもしれないぞ。
 
"生きること"をテーマにした・・・
 
何かとは、はっきりと言葉には出来ないけれど・・・
確かに何か心に訴えかけるものがある・・・
 
そんな大切なドラマ。 やっぱ 素晴らしいです!!
 
 
「祭り上げられているのはお前じゃないのか?」
 
「ようやくご報告できそうです。あれからの私を。」