幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎)

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去年の活字っ子カテゴリに
「実は今年中に読みたい作家さんが2人いるんだー」
って書いて・・・

その内、一人は恩田陸さんだったんだけど、
残るもう一人を全然、書かないで はや年が明けてしまいました。

っていやいや。
年が明けてって言うか、
もぅ既に半年、過ぎてんじゃーん!!ヾ(≧▽≦*)ヾ

いったい、どうなったんだー!?
って自分でも思っていた次第なんですが、

今回、遂に、
遂に、遂に、
念願のもう一人の作家さんを読みましたー!!


はい!!

伊坂幸太郎さん!!


もぅねー。
実はずっと前から
読まな。読まな。と思っていたんですよ。

いかんせん、巷の評判が高すぎる(笑)

ほんと、どれほどのものなん?と
疑ったり、勘ぐったり。

でもね。とにかく自分で読まないとわかんないじゃないですかー。

読まずに、読まず嫌いになるのもどうかと思うし。


それでね。
年が明けて早半年なんですが、
(なんかねー。海堂さんの作品とかを先に読んでたら、すごい後回しになっちゃったんだけど・・・)
やっとやっとやっと
伊坂作品 読み始めたんです。

個人的に初伊坂v^○^v。

しかも作品は
巷に流れる「伊坂作品は刊行順で読め」って噂を
思いっきり信じて
伊坂さんのデビュー作。



『オーデュボンの祈り』



まぁね。
正直、読む前は先にも書いたけど
周りの評判の"高すぎ"さに天邪鬼になって
そんなにおもしろいの?
と、思ったりしてたんですが・・・


≧▽≦


はい。おもしろかったです。


≧▽≦


喋るカカシ。
誰も知らない島。

突飛な設定は
設定なんだけど
それも別に違和感なし。

なんだか、読ませるストーリーは
ストーリーで
もぅ先の展開が知りたくて知りたくて・・・

さっすが、評判が高いだけあるよー。
とあっけなく、巷の評判に大迎合vv。


≧▽≦


読み始めて、途中 思ったこと。

なんかねー。
内容はそれこそまったく違うんだけど、
空気感が
My Favoriteな作家さん:村上春樹さんの
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の
"世界の終わり"に似てないかー!?
ということで。
(ちなみに、すごい誉め言葉。)

僕、ほんと村上春樹さんの作品
大好きだったんだよねー。

そんな大好きな村上作品の空気感を
醸し出せる他の作家さんがいるなんて・・・
という思いと、
もしかして、それを感じているのは僕だけぇ??
って思い。

まさかね。
こんな Favorite な空気感を
作品世界に創り上げられる作家さんが
他にも現れるなんて・・・・
などと思っていると
wikipediaでも
伊坂作品への村上作品の影響について
指摘があるって書いてましたー。

そっかぁー。
感じていたのは僕だけじゃぁないのかー。

だからといって、
伊坂さんの評価が下がるわけではなく・・・
むしろ逆!!

僕の中では、逆に評価がすごく高くてですね。

なんだか、すぐに虜になりそうな勢い☆


≧▽≦


喋るカカシは、未来の事を全て知っていて。
それを小説の名探偵になぞらえる件。

カオス理論についての件。

支倉常長の件。

絶滅したリョコウバトの件。

オーデュボンの件。

祖母の言葉。

嘘しかつかない元画家、園山。

人を拳銃で殺しても罪を問われない男、桜。

なんだか
述べられるエピソード、エピソードがまた心惹かれて。


元々、伊坂さんも作家になる前はSE (システムエンジニア)?

主人公の伊藤の元職業もまたSEで。

なんだかその辺も
システムの仕事をしている自分としては
共感してしまう一理由であり・・・・


≧▽≦


とにかくねー。
読んでみて思ったことは、
ほーんと、単純に面白いなーということで。

一応、分類はミステリー(?)のようだけど
そんな分類はもぅ全く意味を為さず・・・。

普通のね。
普通の小説としても
これまた単純におもしろい作品なんだと思う。


そりゃぁね
伊坂作品に、はまる人も続出するわけだ。

そんな僕ですら、
次作品『ラッシュライフ』も絶対、読むと思うもん。


ははは。

遅ればせながら
ほんとおもしろいなー。伊坂作品は。

このおもしろさは
多分、読んだ人と読んでいない人では
人生における面白みに
絶対的な差ができるような
おもしろさ。

うん。これが
過言でないから、
伊坂作品は偉大なんです☆^^☆


≧▽≦


ってことで、ありえないぐらい
脈絡のない 変な感想でごめんなさーい m(_ _)m
若干、構成、この作品をパクってみた(爆)

まぁ、でも いかんせん
私の文才が、あまりにも いかがわしく・・・f^^

ただ、単純におもしろかったものを、
いろいろ感想しちゃうってのは、ほんと難しいことですよねー。

だから、お許しを~。


次作も絶対、読んじゃいまーす v^○^v ← 2回目(笑)。




「この名探偵というのは何のためにいるか、知ってる?
 私たちのためよ。
  物語の外にいる私たちを救うためにいるのよ。馬鹿らしい。」

「というよりも、彼が決定した人が犯人になるんだ。
 ただ、彼は犯罪そのものが起きるのを防ぐことはできない。」


「花を育てることは、きっと詩を読むことと似ているよ」