幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

大停電の夜に

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2年前のこの時期にちょうど公開されていた映画。

その頃、一応、お勉強と称して
街なかの資格の学校に毎週、通っていたわけでして。
近くに映画館があって
あぁ、おもしろそうだなぁ。観たいなぁ。って思っていたのでした。

そんな映画。

まぁ、内容はクリスマスイブの日に東京に大停電が起こって
明かりがない暗闇の中だから
(照らす明かりは月明かりとか揺らめくキャンドルだとか)
心から紡ぎだされる真実の言葉。優しい言葉。

普段は蛍光灯の明かりの下で暮らしている僕らだから
たとえ"クリスマスイブ"だと言っても
そこまで、素直にはなれないですよねぇ。
特に特別な日のひとつぐらいの感覚で。

でもそれに"大停電"というファクターを付け加えて織り成す
登場人物達の群像劇。


実は僕、こういうお話、大好きなんですよー。

こういうお話。
-それぞれの登場人物たちが分かれて進むオムニバス形式-
でも、それが微妙なところでは重なっていて
でも、肝心なところではやっぱ分かれてて。

大停電のクリスマスイブ という
まぁ、通常じゃぁ、ちょっと考えられないものすごく幻想的な夜が舞台なんですけどぉ。
だからこそ浮かび上がる登場人物たちの日常とか素直な気持ちとか。

それがちょっといいなぁ~と思って。

いろんな人がいろんなことを考えながら
いろんな人がいろんな問題を抱えながら
それでもやっぱ生きている。
停電があけた次の日からも
それぞれがそれぞれの生きる道をみつけ、そして生活を続ける。

もしかしたらその夜は
特別な夜だから、とかそんなことではなく
毎日脈々と続く僕らの生活の単なる1通過点なのかもしれない。
ただ単にそれが
クリスマスイブという世間的には一大イベントの日であって
ただ単にそれが
たまたま大停電に襲われた夜であったというだけの話で。

そう考えると この惑星の上では、
この惑星の上で暮らす人の数と同じだけの生活の営みがあり
暮らす人と同じ数だけ(もしくはそれ以上)の悩みとか喜びとか幸せがあるんですね。

それがねー。
なんだかちょっと人生って素敵だぁ~!!って思ったりなんかして。
(あれぇ??僕だけですかね??笑。)
なんかね。すごい個人的になんですけど、
-それぞれの人が、それぞれでがんばっている-
確かに人生にはつらいことや哀しいことも多いけど
でも、それもこれも全部ひっくるめて、
生きているってことは素晴らしいことなんじゃないのかなぁ~って思ったりするんです。

まぁ、明日になったら、また違うこと思ってるかもしれないですけど!!(爆)


でも、ただ。
そんなことを思わせてくれたこの映画『大停電の夜に』は
やっぱ、ちょっと いい映画でしたねぇ~。

クリスマスを前にしたこの静かな夜に。
おススメの1本ですvv。はい。



人工衛星って神様なんだ。」

「コードネームはX00639。でも俺達は単純にGodって呼んでる。つまり神様。」