2006-10-17 嘘。 詩人になりたかった #詩 間隙を縫って憂鬱が雨のように降るから すみれ色の心さえ 黒い巾着袋に包み隠してしまう ・・・悪い癖だ・・・ 窓から見上げた空のように 雲から見下ろした部屋のように 乱雑でつかみどころもないから 握れない つかめない 抱きしめられない 安らぎという孤独を 誰と分かち合うというのか? 年輪を重ねていく世界が 破裂しそうな程の勢いで 夜に写った顔を眺めている 嘘を欲している。