幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

君の音楽趣味

君の音楽趣味を
冬の空に溶かして

僕は見上げた
白い息を吐きながら


自転車にたなびくマフラー
ちょっとだけ引っ張って
愛してるんだと心に刻んだ

笑った時の細い眼や
照れた仕草でそらす視線


君の音楽趣味を
冬の空に溶かして

僕は見上げた
白い息を吐きながら


君が嫌いな冬
それはわかってる
君が嫌いな人混みも
それもわかってるつもりだったんだ


視えない世界の真ん中で
聴こえない音を聴く

白っぽい夜の装飾に
君の奏でるメロディーを聴く


君の音楽趣味を
冬の空に溶かして

僕は見上げた
白い息を吐きながら


僕は思った
何よりも君は大事なんだと



君の音楽趣味
冬の空に溶かして

優しすぎる旋律が
凍える頬を伝う


君の音楽趣味


それでも
君の笑顔を守りたいと思う

それでも
君の幸せを祈り続けたいと思う



君の音楽趣味


君の音楽趣味を
冬の空に溶かして

僕は見上げた
白い息を吐きながら


僕は見上げた
白い息を吐きながら