劇団☆新感線の看板女優、高田聖子がその時々の気鋭の作家・俳優と一緒に組んで上演を行った
プロデュース公演「月影十番勝負」。
その第五番『僕の美しい人だから』。
1年半か2年ぐらい前にBS2の「深夜劇場へようこそ」で放送してたんですが
そのビデオを今日になってやっと観てみました。
ひとこと。
おもしろい!!^^
いや~、僕。
いっつも感想は「おもしろい!!」ばっかで確かにちょっと申し訳ないんですが
今回は ほんとちょっとおもしろかったですね~。
役者さんのお芝居っていうのが。
この作品。
実際、上演されたのは1999年ということで、まぁ今から7年ぐらい前になるのですけど
おもしろい作品っていうのは 何年たって観てもおもしろいものですね。
まぁ、個人的には初めて観る作品なので
そういう意味では新作と言っても 全然差し障りないのですけど。
内容は。
気のいいマンションの管理人さん(田中哲司)-実は幼い頃スプーン曲げの超能力者として一躍有名になった過去を持つ-と
そのマンションの住人(高田聖子)-実は詐欺師??ストーカーに狙われているといって管理人に近づく-。
そして女の相棒(池田成志)-ラストシーンでは実は女の名前も知らないのだと告白する-が
織り成す どこまでがウソでどこまでがホントかがわからない群像劇。
騙している側の女の微妙な心情が いったい本心なのか演技なのか。
わからないままストーリーは続いていく・・・。
そしてこの作品。
出演者は上のたった3人だけなのですねー。
セットも机とテーブルとベットと。小道具・・・スプーン・・・だけといった
むっちゃシンプルな舞台。
でも おもしろい!!
なにがって。
やっぱ ストーリーもさておき、役者さんがうまいからでしょー!!
まじで。まじで^^。
高田聖子さんは、さすが劇団☆新感線の看板女優!!っていうだけあって
和み系の雰囲気もおちゃらけ系の雰囲気も はたまたアドリブ演技も超絶品!!
アドリブ話している時に ちょっと自分で笑っちゃってるところも もぉ~ほんとに舞台が楽しいんだろうなぁって思って
ええなぁ~、ええなぁ~って思ってしまいました。
って言ってもほんとシリアスなところはシリアスな演技で締められるから これまたすごい!!
ほんと 舞台女優さんですよ。
まじで。まじで^^。
田中哲司さんは今回初めて観た役者さんだったんですけど
高田さん、池田さんに負けない演技を披露してたし
池田成志さんがねぇ~。
やっぱ なんか いいよねぇ~。ほんと。
あの独特の声(声?発声法?)を聴くと なぜだかいつも ぐっとお芝居の世界の方に引き込まれてしまう気持ちがします。
なぜだかほんと理由はわからないんですけど。
ほんと毎回。
ぐぐっと。ぐぐっと。
すごいよね~。やっぱ役者さんは。
もちろん、内容も シリアスあり・お笑いありでいい感じにブレンドされてて飽きが来ない。
2時間弱で3人で、こんなに飽きが来ない内容ってのもねぇ~。
すごいなぁ~って思いつつ。
個人的には こんな感じのお芝居も
ある意味一番 役者さんの手腕をみせつけられたぁ~って思いがして お得。お得。
もっともっと観ていたいなぁ~っていう意味では 結構好きなお芝居の部類に入ります。はい^^。
ビデオ録ってない人は観れないかなぁ~^^。
残念ですね。(って意地悪ぅ~(><)。笑。)