幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

山(売込隊ビーム)

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STORY:公式パンフより

南アルプスのはずれにある槙谷岳。
その旧登山道にある、長らく使われていなかった古い山小屋に『劇団ヒポコンデリー』と名乗る劇団が現れたのが4ヶ月前。
彼らは、ここを拠点に演劇のネット配信をするという。

ある夏の嵐の日。
伝説の「雪女」を求めて登山をしていたパーティーが、病人を背負って訪ねてくる。
一組のカップルと男が二人。
ほどなく、借金の取立てもやってきて・・・。

こんな山奥にこんなに人が集まるなんて、偶然にしてはおかしくない?
雪女の正体、消えた金の行方、偽りの気持ち、つき通す嘘。
愛とお金と偽りが交錯する嘘まみれの物語。

ひとつだけ真実があるならば、それは愛だと信じたい。

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売込隊ビーム:関西で2番目に注目されている、若手劇団
      (↑売込隊BLOGに載せてるコピー。じゃぁ、一番目は?笑)

あの~、ぶっちゃけ
僕、この劇団好きなんですよねぇ~。

なんていうか、役者さん達は他にも客演をいっぱいしているけど
それもこれも 全部 自分達のこの劇団のために頑張ってるんだっていう気がして。

帰るところは この劇団。
そのために 他の劇団での客演でも 吸収できるものは全部吸収してしまおうとしてるような気がして。

そんな劇団の本公演。
どうやら、結成10周年のようで、
作・演出の横山さんは 「僕なりに10周年を意識した作品となっている」とパンフに書いてあった。


内容ですが
えぇ。正直、おもしろかったですよぉ~。
おもしろかったというか、切ないというか。

ビラには「びっくりするほど切ない愛の物語」とあったけど
ほんと びっくりするほど切ない愛の物語。

正直、観終わった直後は
この哀しみは癒されることがあるのかとちょっと悲しくなったりしたけれど。

観終わって数時間がたってしまうと
(そしてパンフを読んでしまうと)
そこにはやっぱ愛だけが残るのかなぁって思ったりなんかした。


あぁぁ、もちろん『劇団ヒポコンデリー』のドタバタ劇もおもしろかったですよぉ~。

かつろうさんの演技は最高ですねぇ~。
表情とたたずまいで これほど魅了できる役者さんってあんまいないんじゃないかなぁ。

「な、なぜ、誰も俺の心配はしてくれないんだぁ~。」

な、なんて自分勝手。な、なんて自己中。
まぁ、今回の劇は自分勝手な連中のオンパレードでしたけどぉ^^。
でも みんな 自分勝手な発言を躊躇なく ポンポン吐くんですよねぇ。
憎めないちゅうか。
愛おしいちゅうか。

でも、現実世界でこんな奴等いたら 多分 かなりうざいっす。多分(笑)。


あとは、三谷さんの演技ですね。
以前、SMITHを観た時に 一緒に観に行ったトモダチが
「この人って声がいいんだぁ~」って言ってたけど
ほんと その通りなんだと思う。

なんか、ものすごく切なかったですね。
途中、心がズキンズキンきました。

切なくて愛おしくて言葉に出来ないから余計に。



「あなたにとって、私ってなんなの?」
「君にとって、俺ってなんなの?」

風。
少しだけなら心地よい・・・。

空気。
酸素。
なくてはならないもの・・・。

水。
時には氷のように冷たい。
ほっておくと蒸発して消えてなくなってしまう・・・。



もし あなたにとって なくてはならないものがあるとするならば
きっちり抱きしめて 消えてなくなりませんように。



そんなん思いつつ。

やっぱいい劇団ですよぉ~。
僕は 好きです。
かなり 好きですね。はい 0(^0^)0。