幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

Park

芸術的な手腕を私に見せつけて
桜色の季節を
描き切るのは大変なことだ

木陰に静む
木製のベンチ

僕はかばんを枕に
光と陰と文庫本と
これまでの騒がしい呼吸を
比較する

咲き誇る風をバックに
噴水が静かな時を刻むなら

小学校にあがりたてぐらいの男の子の
落っことしたソフトクリームを
申し訳なさそうに
蟻んこが舐めにきた

ブランコの揺れるざわめきに紛れて
光と陰の握手の音が
微かに鼓膜を震わせる

ミクロの世界で浮遊する
名もない星の住人が
はるか彼方の薫りを運ぶ

僕はまどろみの世界で
春の女王がはにかんだ
安らぎのさわりに手を触れる

芸術的な手腕を誇らしく見せつけて

あまねくティアラが提示する
みなぎる陽気を盾として
僕はこの鼓動の多幸感を
素知らぬ誰かの物語に当てはめる

まどろむ安らぎの中にいる
宇宙の深淵に手を伸ばす
春に共鳴する