星が降り、夜が来て(売込隊ビーム)
関西に売込隊ビームという劇団があって
過去に2回観に行った。
2005年、「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」という作品と
2006年、「山」という作品(その時の感想はコチラ → http://blogs.yahoo.co.jp/blue1blue3/40637360.html )
その2つともが素晴らしくて、
作・演出が、役者さん達が、いや、スタッフさんも含めて劇団員全員が
舞台を愛してるんだなぁーって雰囲気に満ち溢れていて
すごく好きになったんです。
だから関西の小劇団の方々が作る舞台は 好き☆
その舞台への愛が
なんとなくひしひしと感じられる分、
実はシアター・ドラマシティーやサンケイブリーゼで行われる演劇よりも・・・。
もっともっと好き☆
今日、久しぶりに売込隊ビームの舞台「星が降り、夜が来て」を観に行った。
予定があわずに
ほんと久しぶりに観に行ったんだけど・・・
やっぱり、よかった☆
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
(劇団BLOGより → http://blog.livedoor.jp/urikomitai/ )
夜になれば、何かが変わる…
星の落下、すなわち隕石が地表に到着した瞬間、宇宙とのつながりをみた。
石ころ同然の小さな隕石を手にしていると、
突如宇宙に親近感を覚え、世界が小さく見えたり、人間の儚さを知ったりする。
そこに星が降って、彼らの生活は少し変わった。
降って来い、もう一度。
余談になるが、隕石って斜めに降ってきそうだけど、地上約20キロ地点からは垂直に落ちてくる。
だから見上げて待つなら、真上を見よう。
隕石の到着を見張りながら、広大な宇宙とちっぽけな個人とのつながりを探してみる。
日本に隕石が落下する確率は、年間に約1個だという。
それが、2回同じ場所に落ちてくるのを待ってるなんて、馬鹿げた話だろうか。
夜に向かう。そんな彼らの一日は、思ったより長い。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
この案内文を読むだけで、
なんて素敵な劇だったんだろうと思い出す。
そして少しだけ・・・せつない。
物語は夜に始まって、夜に終わった。
途中、朝日が差し込み、昼があり、夕刻になり、
そして また夜になる。
場面はただの学生街の1画なのに。
そんなに大きな事件があるわけでもないのに。
心に残る、このせつなさは何?
でも、なんとなく
明日からまたがんばろー!って元気になれる
不思議なお芝居。
生きる。ってことは大変だけど
その大変さも含めて、「生きる」ってことは素晴らしいのね。
きっと。
これからも人生は続いていく。
続いていく人生の中で
もしかしたら、ふと何かの拍子に
思い出してしまうかもね。っていう作品。
誰しもの心の中に
多分、じんわりと染みこんでいく
そんな素敵な物語。
星が降り、夜が来て。
流れ星を見つけたら、真上を見上げるといいんだよ。
やっぱり、売込隊ビームの創る作品は大好きです☆
うん。明日から、また 頑張って生きるぞー!!v^○^v
「宇宙とつながりがあるって言うのは、奇跡的だとは思わない?」