幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

開放弦(PARCO Presents)

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昨年の夏に公演されていたこの作品。

実はその時もチケットを取って観に行こうかと思ってたんだけど
ちょうど土日の公演が、勉強してた資格試験の日と重なって
残念ながら観に行けなかったんです。

その後、
BS2の『ミッドナイトステージ館』で放映されていたものを
ビデオに録っていて
2週間ぐらい前、それはちょうど会社も夏休みに入った夏の盛りに
思い出したように観てしまいました。


「開放弦」


作は、この6月初めてその作品に触れさせてもらったペンギンプルペイルパイルズの 倉持裕 さん。
演出は、おなじみの G2 さん。


結論から言うと。
何だろう? この感覚。
なんとなく不思議な感覚。

田舎の農村に起きる
日常でも非日常でもない感じ。

淡々と進んで行っているような舞台の上で
それぞれの想いは交錯して。すれ違って。
言葉に出来なかった
相手への思いやりが
ただはかなくて。ただせつなくて。


ラストシーンで
タイトルの「開放弦」の意味がわかった時
なんかそれまでの展開は一気に忘れて
心にジーンときた。

そっかぁ。
このお話はこれが書きたかったんだぁ~。


僕、このラストシーン。 すごく好きです。

多分、全ての想いは
このラストシーンに集約されていて
水野美紀ちゃんが弾くギターの音とBGMのギターの音が重なって
落とされていく照明に
なんだか、観終わった後、しばらくボーっとしてしまいました。


後遺症、残るなぁ~。このお芝居・・・。


そんなんで、
なんだか夏の間中、心に後遺症残ったままで f^^。

観終わって、ようやく2週間ぐらいたった今
やっと、レビューを書けましたvv。


いいお芝居だったと思います。


最後に、このお芝居。テーマは「居心地の悪さ」であるようで。

「居心地の悪さ」っていうのは、
相手を思うからこそ発生するものであって
全く無関心な相手だったら、その「居心地の悪さ」自体も発生しないんだろうなぁ~。
と。

だから、このお芝居はせつなくて、胸にグッと来る。
うん、ちゃんとした純愛ストーリーなんですね。


後遺症。 やっぱ、残るなぁ~。・・・・・・・・・・・・・・・。(≧▽≦)。