幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

三度目の殺人

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もう一ヶ月ぐらい前に映画館で観た作品・・・

三度目の殺人

そういえば、是枝裕和監督の作品って
これまで観たことがなかったなぁ~と。

主演、役所広司さんと福山雅治さんだから、ここはひとつ観とこうかと。
それぐらいの動機で観始めた作品だったのですが・・・。

あぁ、しびれるほどの緊張感で
作品中、一度も飽きが来ませんでしたわ。

過去に一度、殺人の罪を犯し、服役後、社会復帰していた三隅(役所広司さん)が
働いていた工場を解雇され、翌日、解雇された工場の社長を殺した容疑で逮捕される。
本人の自供もあり、死刑が確実なその弁護を、
勝つことを第一目標に掲げる現実主義の弁護士:重盛(福山雅治)は渋々引き受けるが・・・
三隅の供述は二転三転し、当初は重盛も苛立ちを募らせるが、
三隅と顔を合わせるうちに重盛は、三隅の犯行動機に疑念を抱くようになる。

といった話。

なかなか深い話だったと思うのね。
タイトルの「三度目の殺人」からして。
だって作品中に直接的な殺人の表現は、①三隅が過去に犯した殺人と、②今回、三隅が犯した社長殺しの2つしか描かれてないんですもの。

では、三度目の殺人は?
是枝監督の言う、三度目の殺人って?

まぁ、それは、実際に作品を観て、
各々が確認してほしいんですが、
絶対的に 1つ言えることは・・・

こんな重い感じの作品なのに
役者さんが上手かったら、全然飽きずに作品に集中できるということだ。

役所広司さん。やっぱお上手^^。
福山雅治さん。やっぱお上手^^。
広瀬すずちゃん。へぇ~、すごい。やっぱこの子もお上手なんだ^^。

あと脇を固める皆さん(吉田鋼太郎さんや斉藤由貴さん。満島真之介くんなど)も
いい演技されていて、作品に厚みがあったと思います。

特に、役所広司さんと福山雅治さんの
ガラス越しの対峙シーンは絶対的な見ものかなぁ~。

ぜひぜひ、皆さまにも観てもらいたい作品だと思いますよー。

セリフもいろいろ印象的。


「憧れていたんですよ。人の命を自由に出来るじゃないですか?」

「誰を裁くかは、誰が決めるんですか?」

「何ですか?器って?」


もう少し早く感想を書けていたらよかったんですけれど
ちょっと作品の迫力が強すぎて・・・うまくレビューを書ける自信が全くなかったですw

ってことで、時間が経ってから、備忘録的な記載になりましたf^^
何卒、お許しを。

重たい空気の作品でも苦にならない方は是非。
観て損はない作品だと思います!!

かしこ。