雨が降る
夏の終わりの夕暮れ時
君がいない
そんな日があってもいいのかもしれない
哀しいことなんか
世の中そんなにあるもんじゃないから
あなたがいない
それに比べて考えてみれば
気は気で確かで
滅茶苦茶にしたいと思った
君がいない
それに比べて考えてみれば
夕暮れ時の無力感
夏が終わる
それは馬鹿げた日々の単なる終末
雨が降る
夏の終わりの夕暮れ時に
一晩中 降り続いて
世界が始まる
君と僕が置き去りにされた世界の
それでも世界は始まるのだろう
泥だらけの大地から
見たことのない預言が始まる
雨が降る
夏の終わりの夕暮れ時
君がいない
それに比べて考えてみれば