
「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」
このフレーズがあまりにも印象的な
森村誠一さん原作の名作。
「人間の証明」
実はかなり前に、フジテレビの連続ドラマで一度観たことがあって・・・
(後で調べてみたら、2004年度版だって。実にもう13年前w(゚○゚)w)
その時は主演の棟居刑事を竹野内豊さん、
殺されることになる黒人青年-ジョニー・ヘイワード-を池内博之さんが演じてたことは
覚えてたんだけど、
主要登場人物の八杉恭子を誰が演じていたのか全く覚えてなくて、
後々調べたら、松坂慶子さんが演じてたんだって。
言われてみたら、そんな気がしないわけではない・・・f^^。
ってことで、この春、テレビ朝日で放送していた
スペシャルドラマ版も観てみましたー!!
今回のキャストは
棟居刑事:藤原竜也くん
八杉恭子:鈴木京香さん
先輩刑事の横渡刑事:緒形直人さん
事件のカギを握る霧積高原に住む老女・中山種:草笛光子さん
など。
など。
時代設定が1970年代なので
雰囲気が昭和、昭和してますが
「終戦から30年」という時代背景がこの作品のミソであって
それで言うと、鈴木京香さんなどのキャストは
キャスティングがうまいなぁーと単純に思ったりしました^^。
あと、やっぱり藤原竜也くんは声がいいので、
冒頭に詩の朗読があるこの作品は役柄にピッタリなのだと思ったよ!!
この2人をキャスティングした時点で、
この作品は成功したといっても過言ではないでしょう。
※
個人的になぜか笑っちゃいそうになっちゃったことは完全に余談ですw
内容的にもやっぱ名作で、
もしかすると原作はもっと深いのかもしれませんが
2時間ドラマとしては、これぐらいが限界かな。と。
そもそも、西條八十の詩を引用した時点で
この作品はあまりにも印象的で、
だから発表から40年近くたっても、こうして(キャストを変えて)何度も再演されるんでしょうね。
どの版でもいいから、一度は観たい作品です。
かしこ。